回復の旅  沖縄   


                                             2004.4.14〜26
                                               番外編12 より 

 昨年度は仕事のストレスで体が痛くなり、11月〜1月の3ヶ月病欠をとっちゃった。皆さんにもご心配おかけしました。そして復帰してもなかなか回復せず。3月終わり、とうとうプチンと切れ突然辞めてしまいました。子どもは大好きだったから辞めて寂しくて、旅の間じゅう毎日職場の夢をみたけど優しい旅人と青い海と魚ちゃんたちに癒された。ありがとう。都熙子出版おなじみの沖縄だけど、どうか読んでください。新しい情報があるかも!

4月14日(水)
 本日私の誕生日。最高のプレゼント!「沖縄の旅」今や仕事を辞めたっぷり時間があり、行きたいところもいっぱいあったけどまずは仕事に疲れた体、大好きな沖縄で休みたかったのだよ。
 石垣に着いて、ここに住んでいて同じ誕生日のMちゃんに電話したら港まできてくれた。互いに誕生日のお祝いを交わし、Mちゃんに見送られて波照間に出発。嬉しかったよう。さて、船は揺れた。いつもこの揺れで寝てしまうけど今日は気持ち悪くなった。えーん。

4月14〜17日 たましろ泊
 14日の夜。わーい、私の誕生会。司会者がいて式次第があって、なかなか。歌、紙ふぶき、それから皆さんからのお祝いの言葉。「20歳の誕生日おめでとう」って祝ってくれました。たましろさんから泡波と黒砂糖、缶詰(あまがし)のプレゼントをいただく。とてもHAPPYな宴会でした。祝ってくれたみなさん、ありがとう。
 15日の夜。たましろさんが「歌を歌いましょう」と、歌詞の紙をいーっぱい持ってあらわれた。うー!又「月の砂漠」だよぉ。みんなひきまくっているのに、たましろさん、2回ずつ歌わせるんだよぉ。いつもたましろさんって顔をそむけてしゃべるけどさ、みんながひいている様子を見てよう(-_-;)
 16日の夜。またまた誕生会!祝うほうも楽しいもんだ。

 3日間はしゃぎすぎで胃はしびれるし、日焼けでだるくなるし。エネルギーを使い切ってしまってあとの旅はおとなしくしていました。
 それにしても「たましろ」はいつも人ががやがやいる。いや「たましろ」だけじゃない。仕事をしていた頃は4月、忙しくてぜんぜん休めなかったのになんでこんなに旅人がいるんだー。みんな辞表を出した訳?はじめての4月の八重山は暑かった。日に焼けた。泳いでもぜんぜん0Kだった。台風もないしなんて良い季節なんだろう。
 波照間最新情報*新しい桟橋ができた。      以上。
     

ニシハマに生えていた草。とっても力を入れて描いたが、いまいちうけない。もっといっぱい描けば「あー、あれか」とわかってくれるのだが。(波照間)
たましろさんからもらった黒砂糖
味が濃くて濃くておいしい。
モンパの木(お土産物や)の石敢當。モンパさん、趣味いい! 
描いているうちに、ペンが使えなくなる。波照間には愛用の0.3ミリのペンが売っていなかった…。(波照間)           
愛用のペンは描けなくなったから太いペンで描いてみた。たましろさんの外テーブル。このランプの下でどれだけの愛が芽生えたろうか?私のことじゃないよー。(波照間) 


4月17日(土)みのり家泊
 何年か前に西表の星砂キャンプ場で会ったMちゃん。今は石垣島に住んでいる。なんとも優しさが漂う家です。広島出身のMちゃんはお好み焼きを作ってくれました。

4月18日(日)やすらぎの黒島へ
 ひさしぶりの黒島。2001年でキャンプができなくなってからは行かなかったから。ここではよくキャンプをしたもんだったよ。夜、突然ぬーっとあらわれる黒い牛に驚き、雨の日は牛のうんこ水がまじったような水溜りを歩き、ひたすら海を眺め、星空を見上げていろんな人と飲んだくれた。
 でも今回は「みやよし」に泊まる。「みやよし」は好きな宿です。とても居心地がよい。宮ちゃん夫婦のまじめさと人の良さがあふれている。洗濯機、自転車が無料だったり泡盛が飲み放題だったり、いつでも麦茶が飲めたり。2階のベランダでボヤ―っとするのが涼しくて良かった。みやちゃん夫婦は場所をかえて17年4月から「のどか」という民宿をやるそうです。是非応援してあげたいです。

4月19日(月)いよいよはじめての鳩間へ
 フェリーに乗る。航路変更になったようで西表の上原に寄って鳩間に4時半過ぎに着く。2時20分につく予定だったのに。疲れたぶー!港に降りたが宿の人は見つからず。自力で宿へ。宿にいた青年が食事どころの浜辺に走ってくれ、部屋の場所を聞いてきてくれた。この青年長野県出身で高校中退したばかりという。ここでお手伝いをしている。客にいろいろ聞かれたり、説教されたりするがとても素直に優しく聞いている。私より大人だよう。
 荷物を降ろしてから島を散歩するが狭い島、さっき船に乗っていた人に会う。みんなが同じ所を歩いているんだもん。何もないところ。
 でも夜、星空を見てぐっときた。最近見た「世界で一番星の数が多く投影される」という川崎市青少年会館のプラネタリウムより星がいっぱい。くっきり。ブラボーです。

4月20日(火)
 ぷらぷら散歩で港へ。ちょうどフェリーが来た。ペンションの母さんがいて忙しそうだったので「お手伝いすることない?」ってきいたらそれではと、お客さんを宿まで案内することになった。私のときは男と間違えたようで(黒かったせいか・・?)お迎えがなかったけどまあ、いいや。お客さん、すっかり私のことヘルパーだと思ったようです。(やはり黒かったのかな?)






一度太いペンで描いたら楽で、ま、それも良いかと。沖縄モードになっているよ。石垣の上に、浮きがいっぱい置いてあった。1つ1つ顔が描いてあって楽しかったよ。(鳩間







4月21日(水)

 
フェ―リーが来ないぞ。今日、沖縄まで飛行機で飛ぶのに間に合うかなぁ。結局、11:10発のフェリーが11:45頃来て12:00頃出航した。時間には余裕をもって計画しないとね。フェリーの時間、あてにならないです。
《鳩間情報》
泊まったところ*ペンションマイト―ゼ。食事はおいしかったです。食べる所は海が見えてきもち良い。共用の冷蔵庫あり。島*小さい。ビーチまでは歩いて行く。小さな店が一軒。べラボ―に高い値はついていないけど、おやつや飲み物など時間があれば石垣で買っておいたほうが良い。島はなにもない。でもバサバサ飛ぶ大きなこうもりや笛を吹くように鳴く鳩や「これぞ満天」の星空がすばらしい。海は珊瑚や魚がいるところまではだいぶ泳ぐ。ビーチにはあずまやはないが木陰があり涼しい。蚊がいる。鳩間から見る西表は大きかった。


 
無事飛行機に乗れて沖縄本島へ。はじめてモノレールに乗った。駅の案内のたびに、ぴろぴろ沖縄音楽が流れる。のんびり走っている感じだけど渋滞がないから、けっこう早く移動できるんじゃないのかな。思ったより賑わっていた。
 今日は国際通りの「ホテル国際プラザ」に泊まる。修学旅行生が隣の部屋。うるさい。でも私も仕事をしていた頃、子どもをいっぱい連れて民宿やユースにお邪魔していたから、怒らないよ。みんな、楽しいのだろうなあ。

4月22〜26日阿嘉島でキャンプ
 朝、泊港に着いていつものスーパーで買い物をしようとしたらスーパーがなくなっている。ガ―ン。切符売り場の人にきいたら近くに「キング」というスーパーがあるという。行ってみたら「クイーン」だったけどね。その近くにファミリーマートもある。ファミリーマートはカセットコンロのガスが1本で売っていた。いつも3本セットで売っていてあまってトホホだったけど、ラッキー。クイーンは小さいながら結構品物がそろっている。野菜が安かった。ピーマン1袋80円。トマト中2個100円。

阿嘉島情報》
@ いつのまにか港にりっぱな待合室ができ、児童公園、犬のしろの像もあった。
A 港〜ニシ浜まで200円で車に乗れる。だから本島でいっぱい買っても大丈夫。
B ニシ浜にあずまやができた。
C 展望台もできていた!この展望台、港が見え船が来るのも見える。「ここで手を振って送るからね。」とキャンプをしていた丸山さんに言ったが、見つけられたかなー。だって私が帰るとき展望台、見つけられなかったもん。そんな小さな展望台です。
いろいろ変っちゃったけど海は変らず綺麗だから許してあげる。ニシ浜に売店もできていたけれどシーズンオフで閉まっていた。
*感動したこと*
学校がすばらしい。幼小中学校が同じ。私の最後の職場である東京のY小学校は門にかぎがかかっている。今時何があるかわからないから、仕方ないけどさ。ここ阿嘉の学校は閉める門はない。オープンだよ。それから入り口に花がいっぱい。こんな花に守られているんだから、絶対へんちくりんな人は来ないよ。それからちょうどこいのぼりをあげていたけど、普通のこいのぼりの他に、子どもたちの手作りのこいも泳いでいたよ。とどめに親父の顔写真もつる下がっていた。たぶん、校長先生の顔写真だと思うけど。きっと先生も生徒も少人数でなごやかにすごしているんだろうな―って思う。羨ましいです。










アダンの実はどこでしょう?ボサボサの葉に隠れています。(阿嘉島)





日に焼けたからアロエジェル塗って、虫にさされたからかゆみ止めを塗っていたら、そばにいた旅人から「日焼け止めは塗らないの?虫除けはつけないの?そういう人生歩んできたの?」と言われた。そうかもしれない。あー人生迷いっぱなしだよ。人生迷ったらつける薬はないのかい?誰か教えて。
と、いう具合に長旅は終了しました。これから何処に行こうかなあ。貴重な自由な時間、好きな旅にまた出ます。そのうち進む道が見えたらいいな。どうか、幸せを願っておくれ。それでは又、どこかでお会いしましょう。
 SEE,YOU!
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