2泊1日台北の旅
2009.9.13-15
2泊3日往復エアーチケットホテル朝食付きツアーは16,800円であった。
Oh!安いと予約して出発日の1週間前に旅行日程が来て愕然とした。
飛行機の便が1日目の夕方出発と3日目の朝出発だ。
こりゃ遊べるのは一日しかない。
その一日に故宮博物院へ行って温泉へ行って足裏マッサージを受けて屋台でご飯を食べて、やりたいことがいっぱいある。
どれだけできるか。
滞在時間は二日分もない。
これは果たしてお得だろうか?
そんな検証も含めて旅の紹介です。
9月13日 台北へ着いただけ
成田発午後6時45分のノースウエスト73便で台北に向かう。
ノースウエスト73便といってもデルタ航空との共同運航でデルタの飛行機に乗り込むわけで。
この頃、日航がデルタに吸収されるかもなんて報道もあり。
ああ、微妙だ。
椅子のところに装備されているオーディオの音量調節ができないのだよ。
壊れているのかな?
日航ならそんなことありえん。
初海外旅行の彼。 日本を出国する時は歌わなければならないとか、出国したら成田でも日本語は通じないとか、そんな私のウソにもめげず。 お友だちのラジオをひざにのせて大好きな飛行機を見ながら搭乗を待つ。 |
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現地時間午後9時10分くらいには着く。 台湾は1時間の時差があるので3時間半くらいのフライトだ。 もう9時半過ぎには入国を済ませ、旅行会社の集合場所に着いたのだが、待たされること約1時間。 ああ、やられた。 安いからくりはこんなところにもあった。 いろんな飛行機から降りてくる客を待たせてだな、大型バスに客を詰め込んでホテルに送るのだ。 私たちが泊まったホテルは一番はじめに着いたけど、このバスに乗っているツアー客がホテルに着くにはあとどれくらい時間がかかるのだろう。 少々高くついてもエアーチケットだけとって、自分で宿にたどり着いたほうが早かった。 ホテルに着いたら午後11時10分過ぎ。 ホテルはビジネスホテルのような部屋であった。 バストイレつきでタオルやシャンプーやらもそろっている。 私がいつも海外で泊まる安宿と比べれば天国だ。 それでも彼はご不満な様子。 バスでツアーコンダクターからトイレに紙を流せないと聞いてかなりショックを受けた模様。 仕方ない。これも文化だ。日本じゃないのよ。 さて、明日のために早く寝るぞ。 |
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空港に着いたら床がピカピカだった。 そして免税店の高級化粧品の匂い。 都会の空港はみんな同じ顔をしている。 彼が撮った写真。 |
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9月14日 遊べるのはこの日だけ 朝、6時くらいに起きる。 6時半すぎにホテルの朝食を食べに地下レストランへ。 バイキング方式であった。 春巻き、チャーハン、なぜか味噌汁、パン、かゆ、ジュース、コーヒーなど。 ちょっと冷めていて、どれも残念な味だ。 一番悲しいのは、BGMが日本歌謡曲であったことだ。 なんでこんなところで日本の歌を聞かなければならないのかと思うと涙する。 そしてまわりは日本人ばかり。 ここは伊豆のホテルかと思った。 |
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ああ、おいしいと思ってこんなにとってしまった私。 朝から失敗。 彼が撮った写真。 |
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そんな残念な朝食を食べたあと、ホテルのご近所を散歩する。 都会ではあるが、漢字だらけの看板や多くのバイクが並んでいっせいに走り出す様子は異国っぽい。 彼はバシャバシャと写真を撮っていた。 彼が撮った写真↓ |
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信号機の前でたまっているバイク。 | |
信号機の色がかわったらいっせいに走り出した。 | |
一度部屋に戻り、支度をして8時前にはホテルを出発する。 近くの西門駅にはビジネスマンやらOLがいるし、乗換の台北駅でも人がぐちゃぐちゃといて日本とあまりかわりない朝のラッシュ風景だ。 私たちは忠烈祠に行くため劍潭駅でおりる。 そこでも人がどっとおりた。 そしていっせいにバス停に人がたまる。 私たちは、流れる多くの人を唖然と見ながら忠烈祠へ向かうバスを探すが、ガイドブックに書いてあった番号のバスがなかなかみつからない。 バスの横にある案内表示に忠烈祠の文字をみつけ、バスの運転手に尋ねると行くと言うので乗る。 はじめすいていたバスも、駅から人が降りてきたらあっという間にいっぱいになった。 忠烈祠にはすぐに着いた。 降りる時に賃金を払うシステムで、運賃は30元という。 一人30元だと思い、60元払おうとすると、運転手さんやら客が賃金箱やら私たちの手を押さえて二人で30元だと教えてくれた。 あわよくば、すこしでもぼったくろうとするどこかの国のバスと違い、大変良心的だ。感動。 忠烈祠には8時50分くらいに着く。 9時に開門なので、門番の前で待っているとあっという間に多くのバスが集まってきて、日本語を流暢に話す現地ガイドと日本人でいっぱいになった。 9時になると、衛兵たちが現れカシャカシャと動き出す。 それについて行くように観光客も歩く。 |
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門番 | |
歩き出した衛兵さん。 | |
途中で銃をクルクルとまわす。 | |
おお、人がいっぱい見ているぞ。 |
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人垣をよけながら写真を撮るのは大変だ。 | |
彼が撮りました。 | |
忠烈祠の衛兵さんを見た後、故宮博物院にタクシーで向かう。 ここでもいやんなるほど観光客がいた。 中はけっこう広いのだが、人気の見所があるようで、そこには各国の観光ツアー客が集まりガイドたちが大声でしゃべるのでうるさいったらありゃしない。 こんなにぎやかな博物館ははじめてだ。 仏像だとか陶器だとかみるのは好きだが、なにしろ広いのでおなかいっぱい。 いろんな国のツアー客を見ていたほうが笑える。 それにしてもなんで中国人って並ばないのだろう。 小さな美術品の前でおしくらまんじゅうをしていた。 さあ、今度は温泉へ行くぞ。 まずはバスで士林駅に向かう。 士林駅付近でバスをおり、駅に向かう途中おいしそうなデザートやがあったので入ってしまう。 おお、もうすぐ昼食だというのに。 かき氷の上に黒い寒天のようなものがのっていて、さらに小豆やら芋がのっている。 小豆と芋が甘くておいしい。 けっこう大きな器にはいってきて、彼と二人で食べてちょうど良かった。 「童楽會」という店でスタンプカードをもらったが、もう行くことはあるまい。 |
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見た目は微妙だが、おいしかった。 50元。 一緒に写っている飲み物は30元。甘い。 |
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士林駅から新北投温泉駅まで電車に乗り、北投温泉へ。 駅に着くと駅前にビルが立ち並び普通の街のようだが、ちょっと歩くと川が流れていて川沿いに木が植わっていたり公園っぽくなっていてのどかだ。 15分くらい歩いただろうか。 瀧乃湯に着いた。 |
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彼が撮った写真 | |
彼が撮った写真。 銭湯っぽい。 |
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外も中もレトロ。 | |
暗くてよくわからないが、これが貸切温泉。 | |
貸切風呂に入りたいというと、案内されて本当にここで良いのかと訊かれ、それからお金を払った。 確かに悲しいほど狭い。 湯船は二人でしゃがんで入っていっぱいだ。 我が家のお風呂と同じくらいの大きさ。 1時間という制限があるようだが、いくらでも入っていて良いといわれた。 狭いし暑いし、お湯は熱いし。 彼は15分ほどで出てしまった。 私は故宮博物院と電車の冷房で冷え切った体を温泉で温めていたけれど、やはり湯の中に入っても出ても暑くてたまらず、彼を追うようにリタイヤ。 温泉の建物の外の椅子に座って涼んでいたのが気持ちよかった。 |
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瀧乃湯温泉の外の椅子から涼みながら見る街の風景 | |
温泉からでて、ぶらぶら歩きながら駅に向かう。 小腹がすいて駅の近くのセブンイレブンで肉まんを食べたら、中がすかすかではずれ。 日本の肉まんのほうがおいしいです。 がっかり。 |
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川にかかっていた椅子つきの橋。 なかなか良いぞ。 |
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家の近くにもあるんですけど。 こういう健康遊具。 さっそくお試し。 |
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上の健康遊具のご案内。 「微笑服務」 「笑ってやってくださいな」ってことかな。 |
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さあ、さくさくと移動だ。 今度は電車に乗って龍安寺へむかう。 お目当ては近くの屋台なのだが、龍安寺って観光客にも人気があるというので行ってみる。 そしたら、いいお寺ではありませんか! 団体ツアー客は見当たらず。 地元の人が熱心にお祈りしている。 どこへ行っても祈りの風景というのは良い。 私たちもお線香を買い、見よう見まねでまねでお祈りしてみるがなかなかさまにならず。 7本のお線香をどうしたら良いかと困り、もくもくと煙るお線香たてにどひゃっと入れてしまったが、裏にも神様がいてそこにもお線香たてがあり・・・。 仕方がないので、裏の神様には賽銭箱にお金を入れてお祈りする。 |
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龍安寺の入り口です。 | |
彼が撮りました。 めでたい細工だ。 |
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入り口にこんな立派な滝があり。 涼しげ。 |
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線香が煙る境内。 | |
お菓子などのお供え物をして熱心に祈る。 | |
さあ、お祈りしているうちに午後4時になり。 屋台が開く時間だ〜。 友人が紹介してくれた屋台へ向かう。 地図を頼りにたどり着き、友人の名前を言ったらすぐにわかってくれて熱烈歓迎をしてくれた。 残念ながら先ほど食べた肉まんのせいで、あまりお腹がすいていないがお勧めの魯肉飯とそうめんをおいしくいただく。 そして、たのんでいないのだが鶏のとさかだとか、貝のしょうゆ漬けとか煮豚とかいっぱい出してくれた。 鶏のとさかはちょっとダメだったけど、あとはどれもおいしかった。 初めての異国の街で地元の人に良くしてもらったのは感動。 だって、初めての異国の地では親切にしてもらってもだまされると思ってそれに甘えられずにいつも緊張するし、おいしいものはよくわからないし。 こんな安心して好意に甘えられたのは海外で初めてだった。 何よりもの旅の思い出だ。 紹介してくれた友人と屋台の皆さんに感謝です。 今度はお腹をすかせて行こうっと。 |
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日本語メニューもあります。 | |
彼は平気で食べていたけれど、私はダメだった鶏のとさか。 | |
こんなお店です。 | |
お店の人にお勧めのマッサージ屋とかウーロン茶はどこで買ったらよいか、などを教えてもらう。 お茶は屋台の近くのお店を教えてもらって買うことができたけど、マッサージ屋は近くにないという。 ホテルへ戻りながら探そうと歩き出す。 知らない街を歩くのは楽しい。 彼が暗い路地にはいろうとするので止める。 だって、やばそうな人たちもいるんだもん。ダメだってば。 歩いているうちにあまり観光客にこびていなくて、でもこぎれいなマッサージやがあったので入る。 足裏マッサージ30分500元。 思っていたより痛くもなく。 足湯中に肩をもんでもらった時の、スースーするクリームのようなものが気持ちよかった。 さて。その後パン屋でなぜか点心が売っているので買う。 途中セブンイレブンで真っ黒な卵とビールを買う。 すっかり夕方になった街は多くの人で賑わっていた。 西門駅の近くにはサイゼリヤやら和民があってまるで日本のようだった。 まだ時間的には早いが一日中観光したので今日の観光はこれでおしまい。 士林の夜市にいけなかったのは心残りだったけど、また次のお楽しみにしよう。 |
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パン屋で買った点心を食べながらホテルで和む。 | |
ドラえもんやら忍者はっとり君がテレビで流れていた。 異国語を話すドラえもんはちょっと変。 |
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9月15日 帰るだけの日でも思い出を 本日の朝の集合時間は午前6時35分だ。 早めに起きて6時過ぎにはチェックアウトをする。 まだ時間があるので朝の散歩に出たら、ホテルの近くで食堂を発見。 ホテルで朝食ボックスをもらったけれど、おいしそうなものは食べなくちゃ。 朝早くから営業ありがとう。 さっそくおそばとかゆを注文する。 |
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作っているところを撮ろうとカメラを向けたらシェイシェイとはにかんでいた。 | |
店の奥にお客さんがいた。 炊飯器がレトロ。 |
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手前が私が注文した貝入りおかゆ。 生姜がきいていておいしい。 |
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お肉いっぱいの肉そば。 ごま油入りのスープがおいしい。 ああ、一日目の朝食もこんなものを食べたかったな〜。 |
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そして予定通り6時35分に迎えのバスが来て、またいろんなホテルをぐるぐる経由して空港にむかったのでありました。 | |
空港で見つけた柿頭のオブジェ。 | |
牛もいるでよ。 |
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さあ、この16,800円の旅は安かったのかな〜? 16,800円といっても国内空港施設使用料などがかかってくるので、実際旅行会社には2万円くらい払っていて、保険料やら成田空港までの交通費やらを入れるとああ、もう計算したくないほどの出費よ。 だから安かったのか高かったのかわからないけど、海外旅行がはじめての彼は「もう海外旅行は一人旅でも大丈夫」と自信を持ったようだし、一日でも異国文化に触れられたし、買ってきたウーロン茶はおいしかったので良かったんじゃないかな。 それに何よりバスの運転手さんとかお客さんとか、屋台の皆さんとか台湾の人は優しかった。 ありがとう。 そんなわけで。また、行こうっと。 今度は2泊1日じゃなくて1週間くらいのんびりとね〜。 |
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彼が撮った写真。機内食ってさ、国際線しかでなくなったしね。これも旅の思い出。 旅日記 |