5月18日(水)

出町柳駅から歩いて月光荘へ向かう。重い荷物を背負って、30分以上歩くのはきつかった。バスに乗ればよかった。
月光荘に8時くらいに着いて、シャワーを浴びて荷物を置かせてもらって、500円で自転車を借りて、さあ観光だ!

晴明神社
 安部晴明を祀られている晴明神社は修学旅行の学生でにぎわっていた。
学生が好きそうな、学力アップにご利益あるという「向上守」とか、スポーツの試合にご利益あるという「勝守」など売っている。
ご神木の楠木
案内に「樹皮に触れると独特の感覚があります」と書かれているので、触ってみた。
かーっと手が熱くなった。
うわっ。
厄除桃
この桃をなでると、厄除けになるらしい。
熱心になでていたら、修学旅行の学生が「尻だ、尻!」と騒いでいる。まあ、そうだよね。この形。
大人は思っていても言えないんだよ。
私の思っていたことを言ってくれてありがとう。すっきり♪                 
うさぎを求めて岡崎神社
うさぎのお守りやら狛犬いや、狛うさぎ?がいるという岡崎神社へ。
ここは子授け祈願や安産祈願の神社なので、さすがに修学旅行生はいない。
「月を仰ぎ、力を満たしたうさぎ」と、案内板に書いてあった。
お水をかけて、お腹をなでて祈る。
なで心地が良い。
すべすべ。
うさぎのおみくじを買う。
かわいいのだが、良く見ると毛の模様があって、ちょっとリアルすぎ。
うさぎの下に穴があいていて、おみくじが入っている。
狛犬?も狛うさぎ。
ラブリ〜。
鴨川でランチ
自然食屋の弁当を買って鴨川のほとりで食べる。
天気が良いせいか、ベンチはほとんどうまっていた。

鴨川のほとりを走り、一般道へ出るときに、柵が邪魔で自転車が通れなくて、悪戦苦闘していたら、通りがかりのおじさんが自転車を持ち上げて、出してくれた。
天使のような優しいおじさん、ありがとう。


月光荘にもどって、しばし、昼寝。
インド人より適当かも
お風呂の前に月光荘の近所の神社による。
外人観光客が「ここはなんという神社か」と尋ねるので、「船岡神社」と答えた。
しかし、違っていたんだよねえ。
正解は船岡山にある建勲神社だ。
嘘を教えてしまった。
私の勘違いです。
インド人は親切心ゆえに、わからなくても「わからない」と答えず、嘘を教えてしまうんだと。
ああ、私はインド人並みに適当です。
建勲神社には祓串があって、パサパサと神主さんのように振るのが楽しかった。
区民の誇りの木というのが、とってもわかりやすくて良い。
ちょっとわかりにくいけど、鳥居の右のほうにそびえる木だ。
これは誇りだろうなあ。
侮るなかれ船岡温泉
国登録有形文化財の船岡温泉という銭湯が宿のすぐそばにあったので、いってみる。
温泉とついているけど、温泉じゃない。
銭湯なので410円で入れる。
ただの、古い銭湯だろうな〜と思ったら、薬湯、露天風呂、サウナ、ヒノキ風呂などあって、楽しめた。
もちろん、内装は下駄箱やら体重計やら全部レトロ。
観光客っぽい人も、来ていた。
入り口には自転車がいっぱい並んでいた。
月光荘の夜の宴会
お風呂からあがって、夕飯の時間まで、ロビーで外を眺めていた。
この布団が干してある建物が月光荘。
サッシの入り口の横がロビーと言う名のコタツのあるスペースで、そこに座っていると、もろに道行く人と目が合う。
自転車をのんびりこぐおじちゃん。おしゃべりしながら帰る学生。こういう平和な普通の町の風景が、かけがえのないものなんだろうなあって、東日本大震災後の今思う。
ビバ、普通の日々。

本日の夕飯は1人600円カンパで、ひたすらグラタンパーティ。
はじめ、本日帰るジャスミンちゃんと私とスタッフさんと3人だった宴会が、いつの間にか人が増えていて、誰かが歌って、誰かがしゃべっていて、グラタンが焼けるたびにみんな競って食べた。
はじめに年齢と名前など自己紹介をしたけど、もちろん本名は誰も言わない。
みんな自分のニックネームを名乗る。
年はだいたい20代前半くらいが多くて。
私は隣にすわった大学生のお嬢さんの母親と同じ年だった。
こんなかわいいお嬢さんをもつ母親はそれだけで、人生大成功だろうな〜とうらやましく思った。
      
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