赤岳は2,899メートル


                                              





                                              2012.8.19−20


 前から「赤岳に登ってみたい」と彼が言っていた。
 まあ、いつかね。
 もっと登山に慣れてからって思っていたけど、5月に清里へ行ってネイチャーガイドに参加した時、「赤岳は何メートルでしょう?」のガイドの質問に、子どもを差し置き「2,899メートル」と正解を言っちゃった彼。
 「ああ、この人は本当に赤岳に登りたいんだ」とこの時にわかって、まあ日ごろ運動不足で、標高2,254メートルの高見石小屋で高山病になっちゃう彼でも、もう登るしかないと思って、行ってきましたよ。

 さて、私はと言えば1年半前に膝を痛めてから本格的登山はしていなくて、高尾山でさえリフトで登る始末。
 その前は温泉ビール山登りばかりで、お散歩程度の山しか登っていなくて、さてどうしたものか。
 10年前くらいに私は一度赤岳は登ったことがあったけど、出発前からドキドキチャレンジ山登りでした。

美濃戸口から赤岳鉱泉へ
 赤岳の登山口の美濃戸口へは茅野からバスで40分ほど。
 青春18切符で東小金井駅から茅野駅までのんびり電車に乗り、茅野バス停で往復バスチケットを買いました。
 茅野から美濃戸口まで片道900円が往復で1,500円。お得です。

 さて、美濃戸口で下りたら、空気が冷たくてクリアな感じ。おいしいっ。
 彼、テンション上がって、「長野に住もうか」と言い出すほどで。

 「やっぱり、山はいいよな〜。たまに来なくちゃだめだよ」とご機嫌な彼だったのに。
 歩き始めて、少し上り坂になると「赤岳登れるかなあ」と不安になり、日ごろの運動不足を嘆いておりました。
 今日は山小屋まで3時間くらい歩く予定だけど、大丈夫か、明日。



 一時間ほどあるいたところで、山小屋があり、その前で子どもがとうもろこしを売っていました。
 1本百円。子どもがかわいいのと、とうもろこしがおいしくて、元気が出たあ。

 美濃戸山荘のベンチを借りて、昼食を食べました。


昨晩にぎったおにぎりと畑でできたトマ子。
やはり登山にはおにぎりがおいしいです。

ここでおいしい山の水をくんで、出発です。
山に来る前、「カモシカ見たいよね」って話していたら、歩き始めてすぐにカモシカに会いました。
らっき〜。ウエルカムカモシカ。


1日目の山歩きはほとんど、林道でお散歩気分。


途中から登山道になってけど、ゆるやかで歩きやすかったです。
とにかく、森が豊かで気持ちよく歩けました。


時々、甘い良い香りがすると思ったら、5月に八ヶ岳自然ふれあいセンターで作った「モミのエアーフレッシュナー」の匂いでした。
たしかにモミの木がいっぱいあります。


登山口から約3時間、予定通り赤岳鉱泉に着きました。


「どこが赤岳かなあ」と山を見上げていたら、近くにいた登山者が教えてくれました。
明日はここに登ります。


午後1時半すぎにチェックインして、2時からの温泉タイムに一番に入りました。


男風呂はとちゅう、客が入ってきたようだけど、女風呂はすいていてずっと私一人で入っていました。
鉱泉だから沸かし湯なんだろうけど、硫黄の匂いがして温泉ぽいです。
あまり熱く沸かしていないので、ゆっくり入っていてものぼせません。
とにかく山小屋でお風呂に入って、汗を流せるだけで贅沢です。幸せ〜。


夕飯はステーキ。自分で焼いていただきます。
焼きたて熱々お肉がおいしくて、ご飯をおかわりしました。

夜寝る前、外に出て空を見上げると満点の星が。
先に寝ていた彼を起こして、一緒に星空を見ました。
う〜んロマンチック。
と、思ったんだけどね。

「ねえねえ、星が綺麗だよ」という彼へお誘いしたのを聞いて、同じ大部屋のおじちゃんもついて来たのよ。
3人で、「あれが天の川だよね〜」
「あれって北斗七星?」と、星空観察をしてから、午後8時ごろ寝ました。
う〜む。

                      
                      林道で出会った神様。。

次の日に続く



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