赤岳鉱泉から赤岳へ そして、ラストスパート

 朝、5時くらいに起きて、5時半くらいに出発しました。


朝焼けが綺麗です。

6時過ぎに行者小屋について、テラスのイスとテーブルで赤岳鉱泉の朝食弁当をいただきます。

もっちりとしたお赤飯がおいしいです。

それにしても、寒い。

壁にかかっていた温度計を見たら8度でした。
涼しいのにも、ほどがある。
赤岳鉱泉で200円で水筒に入れてもらった温かいお茶おいしいです。

さて、ここからが大変でした。
行者小屋から地蔵峠経由で赤岳へ向かうのですが、今までゆるやかで平和だった山道とは一変。
急登続きで、最後のほうは、はしごのような急階段が続きます。

だから、地蔵峠にたどり着いたときはこの笑顔。

近くにいた登山者に「20歳若く撮ってね」といって写してもらった写真です。

足元にいるのはお地蔵様で、危ない登山道の安全を見守ってくれているようです。


とにかく天気が良くて、後ろには北アルプス


前には富士山が見えます。


そして、今から登る赤岳。

ここからがさらに大変でした。
ほぼ、手と足を使って、這うように登っていく急登です。





途中、花に慰められます。



鳥も応援に来ました(←気のせい?)



やっと山頂に着きました。
天気が良いです。



下の街もうっすらと眺められます。

しばし、富士山を見ながらおやつタイム。
は〜は〜。

帰りは文三郎尾根を降りました。
で、この文三郎尾根の道だが、石がゴロゴロしていて歩きにくいのです。
なんど滑って転んだことか。


しかしながら。

おお、これはコマクサ!
7月に咲くコマクサが、まだ咲いていてくれたよ。
もうだいぶ終わりかけだけど、感動!
私を待っていてくれたんだねえ。

それから蝶も遊びに来てくれました。


10時半前に行者小屋についたら、人で賑わっていました。
ここで、ランチの予定だったけど、お腹がすいていないためいっきに戻ることに。

美濃戸口から赤岳鉱泉までの道があまりにも歩きやすくて快適だったので、行者小屋から美濃戸口までの道もそうなのかなあと思ったら、けっこうな山道でした。
すっかり行者小屋までで、登山でエネルギーを使い果たし、半ば気分はほっとしてしまったので、この最後の歩きは体と心にこたえました。
え〜まだ終わりじゃなかったの〜?登山。



ヨタヨタと美濃戸山荘あたりの林道にたどり着き、「もうすぐとうもろこしだよね」と楽しみにしていた、とうもろこし売りの子どもたちがいなくて。
売れ切れだそうです。がんばって売ったんだね、とうもろこし。

ラストスパートで林道を駆け下り、やっと13時20分発のバスに間に合いました。

茅野駅で、冷たいおそばを食べてほ〜っ。


茅野駅から上諏訪まで電車に乗り、温泉に入りにいきました。


駅から歩いて10分ほどの片倉館です。
レトロな建物で大理石の大きなお風呂があります。



温泉のあとはビア。

野沢菜、ワカサギのフライ、冷やしトマト。
片倉館の中の食堂でいただけます。
とにかく、無事に登れて良かったです。



ご機嫌な顔で写真には写っているけれど、1日目で靴づれができ、歩くたびに痛かったのです。
帰ってきたら、翌日は筋肉痛で座ったり立ったりする度に、痛みをこらえていました。
久しぶりの登山はきつい。
「ねえ。今度はどこの山に登る?」と彼はやる気満々だけど、小さな山からコツコツと。
紅葉の山に向けて、体力つけようっと。

写真には出てこなかったけど、トンボがいっぱいいて遊んでくれました。
おいしい空気と山の生き物たちに感謝です。

         



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