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八ヶ岳の森を歩く 編笠山登山



                        2016.7.16ー17

まだ、梅雨だけど3連休は山に登りたいよねえと
前日夜まで彼と天気予報を見ながら悩んで

天気が悪くて景色はダメかもしれないけど
7月中は花がきれいなんだよね~と

えいやっと行くことにしました。

でも
小淵沢に着くころ、曇り空だったのに雨が降り出して・・・。

そんな登山の始まりです。

雨から霧が晴れていく
中央線の各駅停車にのって、小淵沢駅に着いたのが8時半くらい。
駅の改札を出て左の売店でお昼のお弁当と信玄餅を買いました。
編笠山の頂上で食べるんだあ。
楽しみ楽しみ。

駅前に止まっていたタクシーで観音平に向かいます。
時間は15分くらいタクシー料金は3400円くらいでした。
雨なのに、駐車場には車がいっぱいとまっています。
雨なのに、山に登る人はいっぱいいるんだねえ。
私たちも登るんだけど。

カッパを着て支度をしていると、登ろうか悩んでいるグループの人たちがいました。
うん、気持ちわかります。

小雨だから樹が屋根になって、森の中ではきっとあまり雨を感じないだろうし。
と、元気を出して出発です。

雲海展望台まで50分。
歩いているうちに雨がやんでカッパを脱ぎました。
カッパを着ていたら汗でぬれて、脱いでほっとします。
なんか、元氣100倍でた!

雨がやんでも霧が立ち込めていたんだけど
霧が晴れて苔むした森がはっきりと浮かんできました。

「霧が晴れたみたい」って感動したんだけど
まさに、霧が晴れたんだよね。


急登で泣く
雲海展望台から50分くらいで押手川に着きました。

川という名前が付いているとおり
川のようなものがありました。

ここで一休み。
ここまで歩きやすかったし、雨が上がって霧も晴れてとご機嫌だったのに
ここからがきつかったのです。

岩ごろごろの急登なのです。
登っても登っても急登は続き、もう一生続くのかと。

地図のコースタイムは一時間半ほどだったのに
着く気配はないし。
と、思っていたところに、この看板がありました。

ほ、ほんとうかあ?
と思いつつも、ちょっと嬉しくて元気を出して歩くものの
もうすっかり彼も私もへとへとで。
いつも天使のように優しい彼はちょいとイライラしているし
私は泣きだすし、山頂に着いた頃にはボロボロでした。
こんなに大変だったかなあ。編笠山。
10年以上前、一人で登った時はあまり感じなかったんだけど。

アブと戦う山頂でごはん
山頂のお楽しみはお弁当です。

丸政の鶏飯です。今回のお弁当も乱れなしです。
ああ、お疲れ様~と食べていたらアブが来て、足を刺します。
むむ、かゆい!

アブをはらいながらお弁当を食べたのですが、さすがきな粉と黒蜜を小さな容器で混ぜる信玄餅を真剣に食べているときはアブを払えなかった。

(↑これは帰りの電車で食べた信玄餅の写真)

アブに負けました(*_*;

長ズボンをはいていた彼は刺されなかったみたい。
そういえば、初めて編笠山に登った時も長ズボンをはいていたから、刺された記憶がなかったんだねえ。編笠山の半ズボンは、危険です!

山頂でいつもの記念撮影なんだけど、あまりにも顔が疲れていてかわいくないので看板だけ。


さあ、青年小屋に向かいます。
白い花がかわいいです。


カメラを向けても逃げない鳥がいました。

ホシガラスかなあ。家の近所では見かけない鳥です。

途中みたブリキの看板では山頂から15分って書いてあったけれど
この岩場を降りるのが怖くて30分くらいかけてやっと青年小屋に到着です。



錆びたブリキの外壁ですが、こんな看板やら

山小屋内の張り紙がかわいくて、青年小屋のあたたかさを感じます。

通された部屋はこんなかんじ。


部屋に布団が8組ほど置いてあるけれど、今日は一部屋に4人で泊まります。
夏の休日の山小屋は混雑で寝返りも打てないほど、ぎゅうぎゅうに詰め込まれたりもするけれど、今日は一つの布団にひとりが眠ることができそうで、ホッとしました。

で、ここでホッとできなかったのが彼。
高山病にかかったのです。