雲海富士と山苔むした森
一晩寝て彼は元気になっていました。
朝5時半からの朝食も、ごはんをお代わりをして食べていました。
今回の目的は編笠山ではなく、実はあと1時間半ほど登った権現岳だったのですが、登らず観音平に戻ることにしました。
霧が立ち込めていて、登っても景色が見えないだろうし、彼も昨日よりは回復したとはいえ、体調が万全ではなかったので。
山小屋から押手川までは編笠山山頂を通らず、まき道を下山します。
途中、登山者が熱心に写真を撮っていたと思ったらなんと、雲海から富士山が頭を出していました。
昨日からぜ~んぜん景色が見れなかったので、狂喜乱舞です。
苔むした森もとってもきれい。
押手川まで地図のコースタイムが50分なのに1時間20分もかかって到着しました。
ほっと、ゆっくり休憩したかったのですが、ここからいたんですね。
アブ。
アブが嫌で、あまり休憩もとらず、下山しました。
お花を見ながら
観音平に戻ってきたのが午前9時15分。
昨日は駅から観音平までタクシーを使ったのですが、帰りは歩いて小淵沢駅へ向かいます。
草むら歩いて温泉へ
観音平から小淵沢駅まで歩く道はあり、こんな看板も立っているのですが、ほとんど人には会いませんでした。
初めて編笠山に登った時も、帰りにこの道を一人で歩いて大変心細かったです。
看板のところにセミの抜け殻がついていたよ。
なだらかな歩きやすい道なんだけど、草が濡れていて靴が濡れます。
私は革の靴だったので中まで濡れなかったのですが、彼の靴は中まで濡れてしまい、へこんでいました。
観音平から2時間くらい歩いて、とうとう温泉に着きました。
延命の湯でお疲れ様
山小屋を6時過ぎに出て約5時間。
よく歩きました。
延命の湯には15年前くらいから何回か来たことはあったけど、以前なかった道の駅ができていて、とっても賑わっていました。
こんな看板もあって、とってもありがたい感じ。
【看板の説明】
この気は、伊勢神宮や長野県の分杭峠など、風水的ゼロ磁場地点と同じ性質。病気療養や霊能力効果に効くほか、夫婦円満の効能があります。
内風呂は熱かったけれど、ぬるい露天風呂があって、そこでゆっくり浸かることができました。
温泉から出たらビア。地ビールのピルスナーです。
大和葡萄酒株式会社のビールで、とってもフルーティでおいしかったです。
お料理は写真を撮るのを忘れちゃったんだけど
彼が野菜カレーで私が野菜の天ぷら&ざるそばをいただきました。
野菜がおいしいです。
食べたレストランは「
ふるさと旬菜レストラン森樹」
温泉から駅までは
リゾートバスがでていました。
毎日運行していないようなので要チェックです。
午後2時07分発のバスに乗って、小淵沢駅に着きました。
ふ~。
本日コースタイム
6時15分 青年小屋発
7時35分 押手川
8時15分 雲海展望台
9時15分 観音平
11時10分 延命の湯
今回、彼がひどい高山病になりました。
これから高い山は一人で登ったほうが良いのかなあ。
なんか、二人で登ると私が甘えてしまうのか、すっごくしんどく感じるし。
でも、寂しいよなあ。
などなど、これからの山登りをどうしようかと考えてしまいました。
それでも山へ行くのはやめられないっ。
はやり森のパワーって、すごい。
そこにいるだけで
美しさとキラキラとした気が満ちていて、元気になります。
とっても気持ちが良いです。
近くの低山もお気軽でいいのですが、やはり高い山に登りに行こう
力強い自然に触れに行こうって思いました。
八ヶ岳の山の神様、ありがとうです。
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