姉と二人で鎌倉散歩
2015.10.28-29
静岡に住む姉と二人で旅をした。
大学生の頃、二人で倉敷を旅したけど、それ以来かも。
行き先は二人で歩いたことがある鎌倉。
何度も行った場所だからきっとのんびりできるだろう。
と、初日は昼頃鎌倉駅に待ち合わせて、12時過ぎから旅は始まった。
憧れの生シラス
さて、さっそく昼ご飯だ。
小町通りを歩いていると「生シラス」の看板があった。
生シラスと言えば江の島あたりにいかないと食べられないと思っていたから
小町通りに「生シラス」の看板を見つけた時には嬉しくて、すぐにその店に入った。
今回の旅は是非生シラスを食べたいと思っていた。
静岡に住んでいたころは時々生シラスを食べていたけれど、東京では食べたことがなく。
初日の昼ご飯で食べることができて、ラッキー!
階段を上がって2階の店に入ると客は誰もいなくて、
「大丈夫かここ?」って思ったけど、食べているうちにあっというまに客がわらわらと増えて席が埋まった。
でてきた生シラス丼。
しらすがぷりぷり。
それと、薬味のゴマがきいて、おいしかった。
外が見えるカウンター席に座ったら、小町通りは平日なのに賑わっていた。
修学旅行の学生たちでいっぱいなのだ。
私は小学校の修学旅行で鎌倉に来たことがあり。
高校3年の最後の遠足?も鎌倉を訪れていて、楽しそうに歩く学生をながめそんなことを思い出した。
入ったお店は「はんなりいなり」⇒ ☆☆☆
鎌倉のお土産はクルミッ子
さて、ランチを食べてさっそく観光でしょって思ったら
姉がお土産を買いに行くという。
鎌倉のお土産は鳩サブレ。
ではなく、お友だちのリクエストは紅谷のクルミッ子で、それは鳩サブレのようにどこでも買えるものでもなく。紅谷さんに行かないと買えなくて、しかも人気で売り切れてしまう場合もあるという。
クルミッ子を求めて紅谷さんへ。→☆☆☆
旅の初めから箱詰めのクルミッ子を何個か買い、彼女はその紙袋をずっと持っての旅になった。
バラでも売っていたので私は二つ買った。
帰ってから彼と二人で食べたけど、おいしくて感動した。
お土産っぽくない、手作りな味。これは食べたくなるよなあ。
さて、クルミッ子を無事買って、鎌倉駅に戻って次の目的地の樹ガーデンへ向かうはずが。
鎌倉駅に向かうと太陽をもろに浴びてしまうので、暑い太陽を避けて細い路地を歩いているうちに、こんな家に会った。
結の蔵といって秋田にあった蔵を移したらしい。
看板がたっていた。
普段見られないものをみて、やっと旅らしくなってきた。
観光ルートでない鎌倉の脇道にはこんな家のほかに
地元の人が通うようなおしゃれなレストランや服屋さんがあって。
そんな店をのぞきながら歩いて、なんとか駅の近くに出られた。
さあ、ここからはまっすぐ行くだけだが、暑いし上り坂だ。
森の中の樹ガーデン
やっと樹ガーデンを見つけたら、入口まで階段があってヒーヒー言いながらたどり着いた。
樹ガーデンは森の中のカフェだ。
テラスにパラソルがたててあって、テーブルセットが置かれている。
アイス珈琲とチーズケーキをいただいた。私好みの食べ応えのあるチーズケーキでおいしい。
ここはお茶を飲みながらこの風景を楽しみ、ゆっくりすごすのがいいのだろうけれど。
文学館に是非行きたかったので、後ろ髪をひかれながら席を立つ。
出ようとしたところで、りすが樹の上を走っていったのが見えた。
ああ、ここは森を見ながらいつまででも座っていたいところだなあ。
樹ガーデンへ向かう途中でたしか文学館の看板があったと思ったのだが、反対方向に歩いていたせいか見逃してしまった。
さて、どうしようかと歩いていたら、文学館方面の案内板をみつけた。
さすが、観光地。旅行者を迷わせない気遣いがある。
ちょっと、遠回りになってしまったけれど、
珍しいクッキーの自動販売機や
こんな古い建物に出会えた。
寸松堂という鎌倉彫やさん。
鎌倉市のHPに「景観重要建築物」としてリストに載っていた→ ☆☆☆
ああ、鎌倉はこういう建物を大切にしているんだなあ。
街ごとまとめて観光地を作っているところなんだ。
湘南クッキーは珍しさだけで買って食べたけど、サクサクとして予想を裏切るおいしさだった。
パッケージもネーミングも楽しそう。ああ、誰が作っているんだろう。
バラの苑で女の子になる文学館
午後3時半くらいに文学館に着いた。
高台になっていて、海が見える。もう夕暮れの風景だ。
今回ここに来た目的はバラ園。
このバラが良い、これが好きと姉と言いながら味わう。
意外だったのがいつも落ち着いた色を着る姉が派手な色のバラが好みだと言っていたこと。
私はピンクや赤や女の子っぽいフリフリの服がすきだけど、バラはシックなものが好き。
姉は化粧をして綺麗にしていて日焼けは嫌いで
私はは化粧が嫌いで山登りやシュノーケルが好きで、日焼けなど気にしたことがなく。
どこまでも違うんだよなあ。
それでもバラの中にいるのは二人で嬉しくて、ハイテンションで見て回った。
文学館をでて本日の宿パークホテルに向かう。
その道にもこんなレトロな牛乳屋があった。看板の字の並びが昔だ。
海に映る月の光
海が見えるホテルってステキとパークホテルにしたけれど。
ホテルに着くとすぐに暗くなって海を眺めることもなく。夜道を歩いてレストランを探す。
お目当てのレストランは貸し切りで入ることができず。
その近くの稲村ケ崎温泉併設のレストランに入った。
サラダやピザなど食べたが、海のものがおいしい。海が近くっておいしいのだなあ。
食事していたら、ハッピーバースデイサプライズのケーキが出てきた。
幸せカップルが誕生日デートをしているようだ。
店の客がみんなで拍手なんかして、なんだかめでたい気分になった。
ここも、海を見ながらディナーなんてステキねって、旅計画では姉と話したけれど、夜は海が見えない。今度、昼間に来よう。
帰り、渋滞だった道も少しはすいて静かな夜を歩く。
月が出ていて、海を照らしていた。
自転車に乗っていた人が立ち止まって、スマホで写真を撮っていた。
私も夢中で撮った。「きれいだよね」って思わず話しかけたくなった。
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