星空・ワインの金峰山小屋で高山病
山小屋に着いた彼の顔は青かった。
高山病です。
大日小屋あたりから頭が痛かったそうなんだけど
彼は何も言わず。
私も登るので必死だったので気づかず。
我慢していたんだねえ。
ストーブの前に座って頭をたれて辛そうです。彼。
手を触ったら冷たいので、手をもんであげて
背中に手を当ててレイキヒーリングをして
あたたかい飲み物を持ってきてあげて
しばらくしたら
彼の顔に赤みがさしてきました。
「高所名物 青まどちゃん(*´Д｀)」
と、冗談が出るほど元気を取り戻してきました。
彼は登山が好きなのによく高山病になります。
昨晩、仕事で帰ってきたのが遅く睡眠不足だったのもいけなかったんだねえ。
それでも、今回は回復が早くて良かった。
ワインがついて
ナイフとフォークでいただくという食事を楽しみにしていて。
体調が悪くて食べられなかったらかわいそうだなあって思ってたけど、
ゆっくりでも、食べていました。彼。
でも、いつもの食欲とは程遠く
彼のポテトサラダとワインをもらっちゃった。
私はおかわりのカレーもいただきました。
食事が終わって、歯を磨きに外のトイレに行ったら
星がきれいに見えました。
天の川も見えるの。
今回の旅の目的は「紅葉・星空・金峰山」
しおりに書いた通りに星がきれいに見えて幸せ。
星空を観てすっかり体が冷えたので
ストーブの近くで体を温めます。
ジェンガがあったので彼と遊んだよ。
上手に積むたびに、どや顔して。
すっごく楽しかった。
今日は雪で泣かされたし
彼も高山病になちゃったし
今日の山登りはなんてこったい(T_T)
と思ったけど
寝る前、ジェンガで遊んで
彼と一緒に笑って
これが一番楽しかったです。
午後8時くらいにはもう寝ました。
たくさん眠ったと思って起きたらまだ午後10時半。
うっすらと頭痛がします。
お酒に弱いのにワインを2杯も飲んじゃったせいでしょう。
夜中に何回も起きるたびに頭痛がして
そのたびに富士見平で汲んだ水を飲んで。
そんなことをしているうちに、頭痛は治りました。
ほ～。
はじめ寒いと思っていたふとんも
寝ているうちにホカホカで暖かくなりました。
夜中の3時くらいから、ごそごそと起きる気配を感じます。
早く出る人は早いんですね～。
朝食は6時。
中華風のお粥がおいしいです。
金峰山小屋は1階が居間のようになっていて
くつろいだり食事をして
2階が寝床になっています。
小さい山小屋なので
1階にみんなが集まってきて
こたつやストーブの周りに座って
自然と会話がはずみます。
「今日の山歩きは滑って怖かったねえ」
とか
「明日はどこに向かうんですか」
とか。
暖かい飲み物はセルフサービスでおいてあり、
飲み物をすすりながらおしゃべりします。
コップは目印をつけてずっと同じのを使います。
外国人もいました。
「フランスのパリからきた」
って言ってたんだけど
「本当はマルセイユです」
と答えてました。
でもね、都内から来たみたいですよ。
気を遣ってくれたんですね。おもしろいです。
山小屋とトイレはきれいでした。
使える水道はここだけ。
水は貴重なので飲み水を持って行ったほうが良いです。
明るくて居心地が良い山小屋なので、また来たいです。
