温泉・ビール・森に浸る




                                                   2013.9.3−5


温泉・ビール・山登りじゃないんですか?
はい。

今回はせっかく、せ〜っかく上高地へ行ったのですが、ただお散歩しただけです。
2泊して上高地だったら、登山でしょ。

でも、いつもバスから見下ろす大正池のほとりで水鳥とにらめっこして、いつも通り過ぎる上高地をテレテレ歩いたら、それはそれで気持ちよかった。
どんどん緩くなる旅ですが、どうぞ、お付き合いください。

【バスを降りたら3分で温泉宿】

今回、泊ったのは「ひらゆの森」という温泉宿です。


新宿から高速バスに乗って4時間半。
宿は平湯バスターミナルから歩いて3分ほど。
岐阜県高山市というと、東京からとてつもなく遠く感じるけどバスで行くと、家から宿までけっこう近い。

7時の新宿発のバスに乗って、平湯バスターミナルに着くと雨で、これからどうしようかとバスターミナルにある足湯にはいりました。
ちょっとぬるめのお湯に浸かりながら、彼と2人でレイキをかけて「雨よあがれ」と天に頼んだら、本当に雨があがったよ。

バスターミナルの近くの山菜喰処 よし本でおそばを食べました。
辛いお味噌をからめて食べて、おいしかったです。



彼がたのんだとろろそば。葉っぱの上に麺がのって、涼しげでうれしいね〜。


食後、北アルプス自然文化センターで遊びました。
ちょっと天気が悪かったから。

さて、インドアですごすのもせっかく来たからもったいない。
雨もやんできたので、荷物を宿に預けて平湯大滝を見に行きました。



幅6メートル、落差64メートルの滝は見ごたえあります。
水しぶきが山肌にかかって、苔むしているよ。
ああ、マイナスイオンいっぱい。



ほよ〜っと彼と滝を見ていたら、ぞろぞろと人がやってきました。
ここは平湯温泉の観光の目玉なんだね〜。

平湯大滝公園というのが滝の駐車場の近くにできていて(そう、10年以上前に来た時はなかったと思う)、そこにも足湯がありました。



こんな景色を見ながら、足湯に浸かれます。


さて。本日の観光は以上。
宿に入って、温泉、温泉。

ひらゆの森はお友だちと一緒に来たり、一人で泊ったり大好きなところ。
丸いお風呂で半分内風呂、半分露天の貸切風呂に、彼ができたら一緒にはいりたいな〜と思っていて、やっと願いが叶ったのです。
もちろん、彼も大喜びでした。
写真がなくてすみません。鉄鍋貸切風呂→☆☆☆

夕飯は宿にあるレストラン「もみの木」で食べました。
今回は1泊朝食付きプランなのです。
どうも、ずら〜っと並ぶ旅館の豪華夕飯が苦手なので、宿にレストランがあって好きなものを食べられるのは嬉しいです。
この日は朴葉みそがついた定食を食べました。
うん、日本酒が飲みたくなる。

さて、夜は露天風呂に入りました。
女風呂に9個の露天風呂があり、温度が違うので、好きな温度のお風呂に入れます。
結局、どのお風呂にも入りたくて、出たり入ったりしちゃうのだけどね。
星がきれいだったので、暗くて一番星が良く見えるお風呂に長く入りました。
星空露天風呂、ぜいたくぜいたく。

ああ、明日の天気はどうなんだろう。おやすみなさい。

【上高地散歩】
平湯から上高地行きのバスが出ているのです。
なんと30分ほどでいけるし、30分おきぐらいにでているのです。
朝、雨が降っていなかったので、今日は1日、上高地。
いつもバスの中から見下ろす大正池で降りて、散歩をしました。



穂高連峰の稜線は雲に隠れているけれど、まあ霧が水面に這っている感じが幻想的で良いじゃないですか。


水鳥がおりました。
こんな感じでにらめっこ。

この人間に慣れているかんじはきっと、餌をもらっているのだろうかと、少し悲しくなったりして。

上高地のバスターミナルに向かい歩いて行くと、田代池があります。



水辺の奥のほうのちょっと赤っぽく見える湿地帯がいい感じ。
ここを通ったのは9時過ぎごろでしょうか?
まだまだ静かでした。

上高地温泉ホテルの前に足湯ができていました。
無料です。



足湯に入ったり



ウエストンレリーフを見たり。
すっかり観光をして、やっと河童橋に着きましたよ。



いつもは人でいっぱいの河童橋もすいていると、橋の幅が広く見えます。

さらに明神池まで歩く前に、、森の予習をしようと上高地ビジターセンターへ。

ビジターセンターの前には猿が遊んでいました。


人がいっぱい見ているのに、特に人にお構いもなく、遊んでいます。
良いのだけど。
以前、見たようにもっと森の奥のほうで会いたかったな〜。

お花さんたち。

サラシナショウマ

ハンゴンソウ

ノコンギク

花を愛でながら、歩いて明神橋までたどりつきました。



河童橋から約1時間。
登山コースだったらまだ、始まったばっかり。
それなのに、この彼の疲れた顔!

登山で河童橋から涸沢まで7時間歩くと思うと、登山モードで頑張れるのですが。
本日、観光モードなので、どうもすぐにエネルギーが切れてしまうらしい。


梓川きれいです。
そんな感動に浸ることなく、さあ、本日の見所の明神池へ。



拝観料300円がかかりますが、それは静かな池です。
穂高神社の奥宮でありまして、拝観料を払って入るとガラッと空気が変わるのがわかります。
空気が清らか〜。

池には植物に覆われた小さな島が配置されていて、神様のお庭のようです。
ビジターセンターから歩き出したときは、小雨が降っていたのに、いつの間にか雨が上がって、池に青空が映っています。
神様、ありがとうございます。


もうそろそろ昼時なので、嘉門次小屋で岩魚定食だなとツアーガイドの私が提案するも、朝食でご飯3杯食べた彼が、まだお腹がいっぱいだと!


嘉門次小屋でお茶休憩。
今度は泊りに来たいねえ。



さて、河童橋へもどります。
嘉門次小屋から河童橋の道は時々清流が出てきて、思わず立ち止まってしまいます。
うっとり。



河原で石を積んで遊びました。



遊びながら4時間くらい歩いたハイキングが終了して、ランチはレストラン小梨のトマトカレーとコロッケです。


トマトカレー、スパイシーでおいしかったです。
コロッケもボリュームがあって、大満足。

河童橋を再び渡ったのは2時ごろで。
その頃には、観光客でにぎわっていました。
やはり、人気なんですね〜。上高地。

いつもの旅の習慣、お互いにハガキを出し合うのを上高地でやろうと、ビジターセンターで絵葉書を買って、書いて。
バスターミナルの近くの郵便局で出そうと思ったら、お休みでした(ーー;)
近くの売店で訊いたら、上高地観光センターで切手を売っているとのこと。
上高地観光センターの人がハガキを預かって、郵便局に出してくれたので、無事風景印が押されて家に届きました。


この日の観光はこれで、終了。
宿に帰って露天風呂に入って、食事をしたころからすごい雨が降ってきました。
テレビでは名古屋が大雨ですごいことになっています。

今日、上高地を散歩できて良かったとしみじみです。
天気の神様、ありがとうございました。

【大ネズコの巨木に会いに行く】
夜中に降った雨が朝にやんで、今日もハイキングです。

まずは朝食。
ついつい食べ過ぎてしまう朝食はこんなかんじ。

1日目 あつあつの朴葉味噌がおいしいです。
 

2日目 野菜がたくさんでうれしい。


チェックアウトをして、宿の前の販売所でお土産を買います。


 

地元の野菜がいっぱいで、おいしそう。
み〜んな買いたくなります。
トマトの試食がまるさら1個。
ふとっぱらです。

さてさて。今日は大ネズコの巨木を見に行きます。
温泉街には緑豊かな散歩道があります。


大ネズコの巨木までは少々坂道がありましたが、1時間弱で着きました。




ここで、レイキを使って樹のエネルギーを感じます。
推定年齢1000年の樹から
ただ生きているだけでまるごと承認されたような、大きな愛をいただきました。
また、会いに来ようっと。

 

さて、いっぱい歩いて疲れた足を癒すのは足湯です。

今回の旅、4回目の足湯です。

その名も足湯公園です。
夏の間、暑くて運動不足の私と彼が元気に歩けたのは、そこここにある足湯のおかげだと思います。
今回は、膝も痛くならなかったし筋肉痛もなし。
ご近所に温泉足湯、ほしいな〜。

最後のランチは平湯民俗館でいただきました。

合掌造りの民家の中で食事ができます。

 
ただの休憩もOKで、観光案内雑誌がおいてあったり、天井上には農機具などが展示してあります。
なんと、露天風呂も併設してあり、ここは300円ほどの寸志で入れます。

これが温泉の建物。


シャワー、石けんなどはなく桶があるのみ。
客は私一人で、のんびり入れました。

出てからこの旅、最後の足湯です。
民俗館の入り口にありました。
ふ〜。


平湯からバスに乗って夜着いた新宿は蒸し暑くて、うっとしました。
いや〜、真夏よりはぜんぜん涼しいですよ。夜だし。

でも、やっぱり1250メートルの平湯は涼しかったです。
それに樹がいっぱいあって、いい空気。
食べ物もおいしくて、温泉が気持ちよくて。
あらあら、ただの旅の思い出話になってしまいました。

そう。
自然が気持ち良いね〜
温泉も良かったし
おいしかったし。

そんな旅の3点セットを求めているお疲れの彼にぴったりのコースでした。
お勧めです♪

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