青春18切符で行く 

    鹿教湯温泉湯治旅

                
                          
                                              



                                           2013.1.1−4


お正月は温泉に入って、のんびりするってステキ(*^_^*)

しかし。
お正月に旅をすると宿は高いし、交通機関は混んでいるし。
いっぱい並ぶ旅館のお料理も食べきれないし。
む〜。

そこで、お正月でもいつもの値段と変わらず1泊4200円の湯治宿を見つけた。
湯治宿だから、自分で食べたい時にお料理を作ればいいし、青春18切符を使ってのんびり鈍行でいけば、混まないし。

ということで、今年のお正月は鈍行列車で長野県の鹿教湯温泉へ行ってきました。

1月1日 教鹿湯温泉へ
鹿教湯温泉へ行くには松本駅か上田駅からバスが出ている。
しかし、お正月(1月1日〜3日)は松本駅から出ているバスが運休なので、上田駅まで行ったのだよ。
東小金井駅から小淵沢駅まで行って、小海線に乗り換えて。
小海線は森の中を走る感じがして、好きだが
景色は途中から林やら山に変わって住宅が増え、終点小諸に着いた。
小諸からしなの鉄道に乗り換え上田へ。
上田からバスに乗って45分ほどゆられ、午後3時半くらいに宿に着いた。
朝7時半すぎに家を出たので、8時間の長旅だ。

河鹿荘の温泉
まずは宿について温泉に入った。
私たちが利用する自炊棟は別館で、別館には貸切ができるお風呂がある。

ちょっと熱めだけど2人で気兼ねなく入れるのがいい。
タイミングもあるだろうけど、だいたい待たずに利用できた。

河鹿荘の本館にも風呂があって、そちらも利用できる。
男女別の内風呂は小さいけれど、タイル張りのレトロな雰囲気。
お湯はぬるくていつまでも入っていられそう。

展望風呂と露天風呂は混浴だけど、午後7時から9時までは女性専用になる。
混浴の時も、脱衣所においてある湯浴みを巻けば、体を見られるこもなく温泉を楽しめ、そんな女性への配慮がうれしい。
ただ、両方脱衣所は男女同じなので、すいている時ではないとはずかしいかも。
私たちが混浴を利用する時はラッキーなことに、誰もいなかった。

お湯は無色透明で、優しいお湯だった。
温泉の流れ出しているところには、温泉を飲むためのコップが置いてあった。
源泉かけ流しだ♪

宿で自炊
冷蔵庫、コンロ、食器、鍋、電子レンジ、炊飯器など、調理用具はそろっているけれど、食料品を買うところがないというので、家から大根やらもちなどの食材を持っていった。
鍋に入れる魚の切り身は凍らせて、保冷バックに入れておいたら宿についても凍ったままだった。
セーフ。

街を歩くと、みやげ物屋や酒屋はあるものの、本当に食品を買い物するようなところはない。
お茶を少ししか持ってこなくて、困ったな〜と思っていたら、温泉街から離れたところにコンビニを見つけて買えた。
コンビニ、ありがとう。

他にお客さんはいたけれど、私たちがキッチンを使うときは不思議とはちあわせせず、のびのび使えた。
お湯を沸かしにいくと、おじさんが卵を焼いていたりしたこともあったけど、それはそれでおしゃべりなんかしてなごんだ。

自分で好きな時に作って好きな物を食べるのはいい。
それに我が家の小さいキッチンでは2人で作れないけれど、ここでは2人で料理ができて楽しかった。

ランチは外食
ビバ自炊!だが、まあのんびりしにきたことだし、昼食は外へ食べに行った。
寿司、そば、カレーなど何件かお店はあってお正月も営業していた。
お店によっては夜も営業していたので、朝食を作ればあとは自炊しなくてもなんとかなりそう。
2日目に入った「白扇」というカレー屋さんはスパイスが効いていておいしかった。
3日目のおそばやさんは「みつわや」さん。おそばもおいしかったけど、てんぷらの盛り合わせがおいしかった。りんごのてんぷらは初めて食べた。


外湯

ランチを食べに行くついでに、外湯も入った。
2日に入ったのが街の中心にある文殊の湯。
内湯と露天風呂があり、あまり大きくないけれど綺麗で好感が持てた。入浴料300円。
3日に入ったのが地元の人が利用している共同浴場。
この入口を見て、彼はびびった。

「ねえ、入る?」
もちろん。
入るとすぐ脱衣所で常駐している人はいない。
オロオロしている私に着替えていたおばちゃんが料金所の箱を教えてくれた。
 
風呂場には石けんやシャンプーなどなく、おばちゃんたちが持参したあかすりで背中を流しあいをしていた。
湯を浴びて温泉に浸かる。
散歩して冷えた体にじわ〜っと温まる。
200円ながら、源泉かけ流しのぜいたくな温泉だ。
こういう地元の人が集まる温泉って素朴で好きだ。

お散歩
宿に着いて、まずトイレの場所より先に案内されたのが「氷灯ろう夢祈願」というイベントだった。
鹿教湯温泉の見所の文殊堂、薬師堂あたりに氷で作られた灯ろうにろうそくの火が灯るのだ。

屋根つきの橋がマディソン郡の橋みたいと、彼は盛り上がっていた。

月見台とか展望台とか、ここらへんの他に見所はあったのだが、雪が降って足場が悪くなっていたので、結局滞在した4日間、こころへんをウロウロと散歩していた。

文殊堂

文殊堂あたりから見下ろす雪景色。
寒い雪の中を歩いてお腹がすくと、清涼堂でおやきを買って食べた。
おやきは野沢菜や切り干し大根など何種類もあって、すぐに食べるというとレンジで温めてくれる。
ここで、お土産の温泉饅頭も買った。
賞味期間4日の温泉饅頭は保存料など入っていなくて、おいしかった。


おまけの旅
帰りは宿の前のバス停から松本行きのバスに乗った。
1日2本しかないので、乗り遅れてはいけないと寒いというのに時間前からバスを待つ人たちが立っていた。
50分くらいバスに乗って12時前に松本駅について、おそばを食べていたら彼が
「真央ちゃんがいるから安曇野へ行きたい」と言い出した。
昨年の朝の連ドラの舞台が安曇野ということで、ヒロインの真央ちゃんはいないんだけどね。
青春18切符は各駅停車だったら1日に何回乗り降りしてもOK。
松本から大糸線に乗って30分くらいなので、行くことにした。
帰りの時間を考えると、安曇野にいられるのは1時間ほどだ。
まずは初詣客でにぎわう穂高神社でお参りして、後の時間はひたすら道祖神を探して歩いた。

手をつないでる\(^o^)/


何か手に持っています。

白い着物を着ている。
どの道祖神も仲良しでほほえましい。
うん。なごむな〜。
途中、東光寺というところでご戒壇めぐりをした。

本堂の裏にこんな入口があって、真っ暗の中を壁をたよりに歩くと、幸せの鍵があり、それを触ると幸せをつかめるそうな。

以前、一人旅の時は1人で暗闇の中に入っていった。
今回、2人でも怖かった。
昔の自分、勇気があったなあと褒めたくなった。
そんなふうに頑張って生きていたんだ。
今は彼がいて、楽に生きられている。
ありがとう。

一時間の安曇野散歩だったが、けっこう楽しめた。
穂高駅のホームから見た山は綺麗だった。

こんな山々に見守られて暮らすのもいいだろうな。

さて、松本まで戻り、松本から中央線で帰る。
途中、上諏訪駅で足湯に入るために途中下車した。
駅のホームに足湯があり、無料で楽しめるのだ。
次の電車まで、30分くらい入っていた。
 
カッコーの声がエンドレスで流れていた。気分を盛り上げてくれてありがとう。
そして、また電車に乗って東小金井駅に着いたのは午後9時過ぎだった。
途中、電車に乗り疲れて、こんなやりとりもしたけれど


温泉も食べ物も遠くに見える美しい山もみんな心と体の栄養になって元気になった。
自然のパワー、ありがとうです。

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