砂に入ってデトックス

                              2008.9.29〜10.1&10.27〜29

砂療法って東城百合子さんが紹介している自然療法で、砂の中にはいっていると、体の毒素が抜けるんだって。
私が長年患っている子宮筋腫に効くというので、4年位前から姉に勧められていたんだけど、今回やっと体験してきました。

私が行ってきたのは、猪苗代湖畔で近くのペンションがやっている砂浴会です。
9月29日からと10月27日からの2回、2泊3日ずつ行ってきました。

ペンションのオーナーが猪苗代湖畔に連れて行って、穴を掘って埋めてくれます。
参加者は時間までじっと埋まっているのだなあ。

本やらネットで砂療法って調べてみると、夏、海の浜辺で水着になって砂に埋まっているのがでてくるけど、なんせ、秋の猪苗代湖。寒いのよ。
だから、汚れてもいいような長袖と長ズボンを着て、砂に埋まりました。

砂浴1回目
9月29日 pm12:30〜pm3:00くらい
砂の中で埋まって寝ていると、とにかく背中がひんやりして寒くなってくる。
この寒さって毒が出ているからなんだって。
本当か?って半信半疑であったが、家に帰ったら強烈に寒かったわきの下から背中にかけて、ポツポツとおできができていた。何やら、出たんだなあ。
時間になって、起き上がろうとするが辛い。なんとも気持ち悪いのだ。これも毒が出ているということで。
温泉につかって、あたたまりほっとする。
体がすべすべしていい感じ。これも、砂浴のおかげらしい。

9月30日 am11:00〜pm3:00くらい
今日は砂に長い時間はいるので、介護用オムツを着けて埋まる人たちもいたけれど。
どうも、寝ながらオムツに排尿できなかったらしい。大人になってしまったんだねえ。
私は、なんかゴソゴソしそうで着けませんでしたが。
この日、天気が良くて昨日より寒くない。
お腹に貼った使い捨てカイロが効いている。
砂から手だけ出し、ペットボトルの水を飲む。
寝ながらなのでうまく飲めないが、飲んだほうが良いのだそうです。
砂から出てから、すごく長い排尿。
これも、砂浴のせいだって。
毒がでているんだなあ。
夜、やたらトイレばかり行く。おしっこばかりでるのです。

10月1日 am10:30〜am11:30
埋まるとき、風があって寒い。
今日は磐梯山をみながら埋まろうと思って、首を少し上げて埋めてもらったが、風除けのために思い切りパラソルを頭近くに低く立てられてしまい、何も見えず。
しかし、そのおかげで風に当たらず、快適に過ごせた。

おお、磐梯山
家に帰ってから彼が肌が奇麗になったと、ほめてくれた。
帰ってから2週間くらいは毒が出続けるそうで、何らかの症状がでるらしい。
私はとにかくだるくて、眠かった。
病院で調べてみないと、正確なことはわからないが、砂浴から帰って、ぼこっと出っ張っていた筋腫がなくなっていた。う〜ん、これはすごいぞ。筋腫が小さくなったのだと思う。

砂浴2回目
10月27日 pm12:30〜pm2:30くらい
前回よりぐっと寒いし、雨。
腹巻、靴下、手袋、使い捨てカイロをベタベタつけて砂に埋まる。
砂をかけてもらった時は砂の冷たさに震えたが、体温で砂が温まったのか、そんなに寒くない。
オーナーが顔のまわりにタオルをかけてくれたり、蠅帳から体にかけてビニールをかぶせてくれたり寒くないように、埋めてくれた。

視界にはビニールがかかった蝿帳があるのみ。
まるで鳥かごに入っているみたい。
でも、閉所恐怖症の私でも大丈夫。
狭くても自力で脱出できるので、チョロイのです。

夜、ひたすら眠い。夜10時前から寝て、起きたのは朝7時過ぎ。

んな風に埋めてくれる。
上の蠅帳の中に顔があって、ぞうりあたりに足が埋まっている。
さらに大きなパラソルを立ててくれ、雨が降ったり寒かったりすると、ビニールをかけてくれる。

蠅帳は虫から守ってくれる優れもの。


10月28日 am10:30〜pm2:00くらい
ひたすら寒い。
砂から出ない程度に、ずっとモゾモゾ動いていた。
じっとしていられないほど。
手だけ出して、本を読んだのがかなり気晴らしになった。
あと、みんなでしりとりをやった。
背中のカイロが暖かく、少し幸せ。

夜は9時前から寝てしまい、朝6時くらいに起きる。たっぷり寝て、気持ちよい。

10月29日 am10:30〜am11:30くらい
今日も雨。
結構雨が降っているので、オーナーさんが「中止にするか」と提案してくれるが、朝食を食べながら降る雨を眺めつつも「砂に入りに来たんだから、今日も入ろう」ということで、参加者で相談し、やることにする。すごいぞ、みんな。
今日は開始から、ずっとしりとり。
タオルを顔まわりにかけてもらっているので、口と耳がふさがれている。
はっきりとしゃべれないし、良く聞こえない。
聞き間違いに、いちいち大笑いして、1時間が過ぎた。
ほっ。ありがとう。

夜たっぷり寝たせいか、ゆる体操をしたせいか、2回目だからか。
帰ってきてからだるさはない。体が軽くなって、やたら、元気で、うれしい。

ペンションのごはん
いろんな病気やら体調の人が来るので、基本的にはみなさん同じメニューであるが、その中で魚なしとか量を少な目とか、それぞれのリクエストに応えて準備してくれる。
野菜中心で、肉は出なかったかな。
あけびとか、むかご、栗など山で採れるものを出してくれるのがうれしい。
あけびは本物をはじめて見たし、食べた。
はじめ食べたときは、苦くてあまりおいしいと思えなかったけど、2回目食べたときはその苦さがおいしかった。むかごのかき揚はホコホコして、おいしいです。


あけびの外を食べるのです。

あけびの中はデザート。種を出しながら食べる。甘くて好き。

山栗とむかごのごはん。栗の皮、むくのって大変だっただろうな〜。

9月30日の夕飯です。いっぱい♪


10月1日の朝食。
右端のこんにゃくの焼いたのが歯ごたえがよく、とてもおいしい。
じっくりゆっくり焼くのだそうだが。
家でやってもうまくできず。


こんな人たちが来てました。
1回目は7人の参加者のうち、半分以上が癌を患っていた方でした。
けっこうご年配の方が多かったです。
たまたまおしゃべりした方は、ここの常連さんで、私よりだいぶ年上ですがお肌がつやつやでお元気そうでした。
お肌が奇麗なのは、砂浴効果かもしれません。

2回目は女ばかり4人。
私よりぐっと若いお嬢様たち3人とご一緒させてもらいました。
皆さん一人来ていました。
なんらかの体の不調のため来ていたようです。
トランプをしたりおしゃべりしたり、良く笑いました。
砂浴の効果もあったと思うけど、よく笑ったのが体に良かったんじゃないかと思います。
ありがとう。

このペンションの砂浴会を知ったのは4年位前だったけど、重い腰をあげてやっと行ったのは、何をやっても子宮筋腫が小さくならないばかりか、どんどん大きくなっているような気がしていたのですよ。
最近、がん検診のため病院で診てもらったら、「もうここまで大きくなったら筋腫が内臓を圧迫して体に良くない」とか、「子宮ごと摘出したほうが良い」とか言われたためで。
お腹は切りたくないよな〜。
どうしようかな〜、砂浴ってやってみようかな〜ってやっと行ってみました。
そしたら、田園風景はきれいだし、砂浴後の温泉は気持ちよいし、食事はおいしいし、筋腫は小さくなったようだし、2回も行ってしまいました。

こんなん風景ですもの。心も元気になりますわ。

あけび。砂浴をした猪苗代湖畔の近くに自生してました。
今年の砂浴会は残念ながら終了。
来年はまた春からやるそうです。
※砂浴と砂療法と二つ出てくるのですが、ここのペンションでは砂浴といってます。東城さんの本では砂療法といっているので、二つの書き方になってしまいました。紛らわしくてすみません

旅日記
home ● プロフィール ● 旅日記 ● うさぎコレクション ● 私の絵 ● 雑記帳 ● ブログ・うさぎくらぶ