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オルゴールで昔の西洋を味わう

お昼ご飯を食べた後は
ROCKと同じ萌木の村の中にあるオルゴール博物館「ホール・オブ・ホールズ」へ行きました。


毎年清里へ遊びに来ているのに萌木の村に彼と一緒にきたのは初めてです。
萌木の村はかわいい雑貨屋さんが並んでいて、彼は興味がないと思ったから
今まで連れていきませんでした。

でも、今回徒歩旅の私たちは
冬季、ピクニックバスも走っておらず、寒いし(>_<)

昼食を食べたROCKからそう遠くへも行けず。

まあ、彼が喜ぶかどうかは疑問だけど
ROCKから近いということでオルゴール博物館へ連れて行きました。

オルゴールより、オルゴール博物館の前に置いてあった働く車の興味津々の彼。


大丈夫かなあ。

オルゴール博物館はオルゴールが展示してあるほかに
オルゴールの自動演奏タイムがあります。

展示はオルゴールを聞けるわけではないので
オルゴールの音が聴ける演奏タイムに行くのが楽しいです。

12時15分からのオートマタシアター。
スタッフのお姉さんが、オルゴールの説明をしながら動かしてくれます。

この人形が太鼓をたたきます。
眼球が動くところが、少々怖かったです。


この人形たちも音を鳴らしながら、動きます。
一番右の女の子のかごの蓋が動きます。
何が入っているでしょう♪


人形の衣装、ぎこちない動き、流れるレトロな響きの音楽。
その時の精いっぱいの技術を駆使して人を喜ばせるために作ったんだねえ。
きっと。

今から100年以上前に、これらの人形を作った職人は
人形が時を経て
海を渡り日本で人を喜ばせているなんて、想像しなかっただろうな~。

午後1時からは場所を変えてオルゴールの自動演奏があるのですが
1月4日は特別にピアニスト成尾亜矢子さんを迎えてのコンサートでした。

成尾さんがオルゴールが生まれた時代背景や
そのころ活躍していた音楽家について語り、
関連した曲を演奏してくれました。

たとえばこの巨大なオルゴール

すっごく大きな音がしてびっくりしたのですが
スピーカーのない時代、パリ万博でお客様を迎えるための音楽として
作られたそうです。

そんな説明を聞きながらオルゴールを聞くと、見たことのないパリ万博の風景が目に浮かびます。
華やかだっただろうな~。

オルゴールは入れ物の木の箱があって
初めて美しく響くのだそうです。
オルゴールの音を味わい
ありがとう、森の木~と思いました。

オルゴール&ピアノコンサートは45分ほど。
「エリーゼのために」「月の光」などの馴染みのある曲のピアノ演奏と
おしゃべりであっというまでした。

ただ見た目の美しいオルゴールを見るだけではなく
音を聞けて、歴史を感じ彼も満足したようです。
ほっ。

それから、彼は萌木の村のROCKでのHPで
清里は奥多摩湖に沈んだ村人が移住した場所だと知り
https://rock1971.jp/history/

私に教えてくれました。

ROCKのHPではメニューしか興味がなかった私とは、
えらい違い。彼( ゚Д゚)

奥多摩湖は山登りに行く途中、よく通ります。
なにげなく眺めていた奥多摩湖ができるまでに、
沈んだ村があり、その村人たちの歴史の続きが清里で。

その村人が開拓してくれたおかげで
清里があるんだねえ。

ありがとう、清里を開拓してくれた人たち。
私は毎年、美しい景色とおいしい食べ物がある清里ですごすのが大好きです。

そんなことがわかって、今回萌木の村へ彼と一緒に行って良かったです。

本日の宿は清里山荘。
駅にお迎えに来てもらい、宿に向かいます。

静かな森を味わう
冬の清里のお楽しみは夜の星空。
のはずだったんだけど、曇っていて星は少ないし。

夜中に起きて星が出てるかな~と空を見上げたら、
星が降ってきました。

というのは勘違いで
雪が降っていたのです。

朝、窓を開けたら雪景色。

寒くて震えていた私たちですが
地元の人がいうには、今年は温かいと。
雪もなかったのですが、少しだけ雪が降りました。


宿の車で清泉寮まで送ってもらいます。

清泉寮ファームショップのテラスからの眺めが大好きなのです。

いつも訪れる初夏より山が近くに見えます。


南アルプスもきれい。


こんな景色を見ながら
のんびり足湯につかりました。
極楽♪

八ヶ岳自然ふれあいセンターで遊びます。
松ぼっくりを箱に入れるマツボックス。

松ぼっくりが仕切りの板にあたって、なかなか難しいです。

ひとりプラネタリウム。


箱をかぶると、穴が星のように光って見えるの。

作りは簡単ながら、なるほどプラネタリウムです。

落ち葉に入ったらいい匂い。


清里動物おみくじ。

私が引いたのはヤマアオガエル。

ヤマアオガエルがたくさん卵を産むことから
「今は卵を産むがごとく
たくさんの幸を産み出せそう」
と、うれしいことが書いてありました。

いろいろな遊びを用意してくれていて
いつも感心します。

八ヶ岳自然ふれあいセンター

八ヶ岳自然ふれあいセンターで双眼鏡を借りて、森を歩きます。

動物の足跡はあるかな
って探したけど、見つからず。

静かな森にシジュウカラの集団が来てくれ、双眼鏡でかわいい姿を見られました。
彼はコゲラも見て、いいな~。
冬の森は葉っぱが落ちているので、鳥が見つけやすいのです。

それにしても冬の森は歩いているだけで、落ち着きます。
動物も森も木も草花も眠っているような静けさがあります。
なんだかわからないけど
彼と二人で「幸せだね~」って歩きました。

30分ほど歩いて、休憩をしようと
再びファームショップへ。

ソフトクリームを食べるのには寒いけど
ソフトクリームが
ちょっとのったプリンがあったのでいただきました。

底のキャラメルソースが苦くて、甘さ控えめでおいしかったです。


冬はいつもソフトクリームを食べる人でにぎわう
ファームショップのテラスも
森も人が少なくて静かでした。

そして山がド迫力で見えました。

何度も訪れている場所も
季節によって違うのですねえ。

旅の前は
寒い清里で何をするんだ?って思ったけど

おいしいカレーを食べて
オルゴールを味わい
山のド迫力に見とれ、
静かな森を歩いて
結構楽しめました。


仕上げはパノラマの湯で
富士山を見ながら露天風呂であたたまりました。
電車に乗っても、まだぽかぽかと体が温まっています。
「やっぱり温かいって幸せ」
と味わえるのも
冬ならの旅なのだなあと
帰りも山を見ながら鈍行でのんびり帰りました。

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