C唐辛子3本のソムタムで気絶する
タイ料理はソムタムが好きだ。
ソムタムってパパイヤサラダで、注文すると目の前で作ってくれる。

唐辛子は何本?って訊かれると、1本と答える。
それだって、かなり辛い。
それなのに、有無も言わさず唐辛子を3本も入れて作られたことがあり。
相当辛かった。
一口食べては、水をがぶ飲みした。
全部食べたが、辛くて気絶するかと思った。



去年の10月くらいからゆるいベジタリアンをしていたので、ベジタリアンの食堂を見つけたときは嬉しかった。
私の身体に優しかった。

私がいくと、若いお嬢さんがいつもはにかんで対応してくれる。
微笑みの国のチェンマイの人たちの笑顔は人を幸せにする。

笑顔と言えば、学校の近くのおかずやさんのおじいちゃんの笑顔もステキだった。

朝も営業していて、食堂の前を通る時、おじいちゃんを探した。
笑顔で、朝の挨拶をする。
朝の挨拶ができる人がいるって、なんて幸せだろう。

朝といえば、朝食にはバナナが欠かせなかった。
甘くてでも酸味があっておいしい。しかも安い。
はじめ、コンビニの一房45バーツくらいのバナナを買っていたけれど、一房15バーツのお店をみつけた。
15バーツ。日本円で50円もしない。

黄色い熟れた物がおいしい。
緑色のは固くて渋くて食べられない。しかもなかなか熟れない。

近くのジュースやも美味しかったな〜。

25バーツのフラッペはいっぱいミックスしても25バーツ。

これはイチゴ、ミルク、ココア、オレオのミックスフラッペ。
とても飲み応えあり。1食分くらいの満足感あり。

あと、よく食べたのは大好きなパッタイ。
注文をすると、穏やかそうなおじさんがせっせと作ってくれる。



作りおわると、私の隣のテーブルで、皿の上に敷く葉っぱを丸く切っていたりする。
チェンマイへ行ってずっと外食だけど、美味しくて飽きなかったのは、家庭料理のように作る人が見えて、作り人の笑顔とか思いも食べていたからなんじゃないのかなあ。
若い娘さんが手伝う親子でやっている食堂とか、いつも仲良さそうに夫婦がやっている店とか、お世話になったなあ。元気かなあ。

フルーツ屋台で買った。お塩をつけて食べる。

日本食屋のコロッケ弁当。なんか、油に香辛料の匂いがついているのか、エキゾチック?な味。

カオソーイ。大好きなのだが、次の日胃もたれがして1回しか食べなかった。

D日傘を差したバイクが走る
チェンマイはなんかのんな雰囲気で、治安が良い。
冷房が苦手なので、ベランダの窓を開けっ放しで寝ていたし。
夜、出かけても怖い感じはしなかった。
怖いのはバイクやら自動車だ。
日本は歩行者優先だが、チェンマイは自動車優先。
交差点では信号が青でも、左折車をよけながら渡る。
バイクは二人乗りや三人乗りをしているし、日傘をさしたり携帯電話で話したりして運転している。
もちろん、ヘルメットもかぶっていない。
日本では考えられない。

便利なのはソンテウという乗り物だ。

赤くてかわいい。
走っているソンテウを止めて、行き先を告げて乗る。
市街はだいたい20バーツだが、行き先を告げた時30バーツとふっかけてくることがある。
そういう時はのらずに、次のソンテウを待って乗るんだけど、めんどくさくて30バーツでも乗ってしまうことがある。そういう時は、ちょっと悔しい。
描いてみた。スケッチブックが小さくて、短いソンテウになってしまった。


トゥクトゥクも描いた。
朝、道端に止まっているのを描いたけど、じっと立ち止まって描いていたら、蚊にたくさん刺されて痒さとの戦いだった。


Eせいむせいむ ばっと でぃふぁれんと
8月12日に学校が終了し、次の日から出発の15日まで観光やら買い物をした。
まずは、2年前訪れて一番好きだったチェンマイ大学美術館へ行く。
敷地内にあるディンディーというカフェにはいった。
日本人がやっているそうで、日本語のメニューがほっとする。





店内も食事もおしゃれ〜。
スパイスが効いておいしかった。

食事の後は構内に停めてあったソンテウをスケッチする。
ソンテウを描きたかった。
安全に快適にソンテウを描けるところを探していたので、嬉しかった。
おお、スケッチの神様ありがとう。

その後、チェンマイ国立博物館へ。
2年前の地球の歩き方には入館料が30バーツになっているのに、実際は100バーツになっていてびっくり。
この、2年間で何があったんだ、チェンマイ。
私が好きな仏像がいっぱい展示していて、後悔してないけど100バーツ。
扇風機がそこここで、ぶんぶん回っていた。
それから、長いすに男の人がでれ〜って寝ていて、ちょっと怪しい人かと思ったら、博物館の案内人の人らしく。
次はこっちだと、案内されてしまった。
なんか、ゆるすぎ。


ゆるいといえば、博物館の次に行ったワット・チョットヨートというお寺なんだが。
木陰で宝くじ売りのおばさんが、宝くじを並べてある台につっぷして寝ていた。
私の横では「私は日本人だから、言葉がわからないの」って言っても、ずっとタイ語で何か話しかけてくるおばちゃんが座っていた。
ゆるい。

ここのお寺は緑がいっぱいで、公園のようで気持ちよかった。

お寺の外壁に彫られている神様はやさしい顔だった。

14日はワロロット市場へ行った。

いっぱいものがあって、もう何がなにやら。
きっとこういうところで、お安くて良いものを買えるのが賢い旅人だろうけど。
ココナツオイルを買うので精一杯だった。

茶色いピン川をわたってワット・シーコーンという寺へ行く。

お坊さんがお堂に集まってお経を唱えている。
寺の屋根の風鈴がチリチリと鳴って、お経が聞こえて、まったりベンチで休憩した。
ああ、やっぱり私はお経が好き。らっき〜。
そこにITMで出会ったチェンマイ大学へ留学していたという女の子が地元の人と来て、教えてくれたんだけど、今日は満月でお経を唱えるのだそうだ。

その後、ターペー門のほうに歩いていったが、途中のお寺でもお経が聞こえてきた。

最後の日。
地元ではちょっとおしゃれなニマンヘミン通りへお買い物へいく。
「チャバー」というお気に入りの服やさんがあるのだ。
2年前、この店で買ったワンピースを着ていると、みんなステキだねって言ってくれた。
また、かわいいワンピースを買えるといいなと、服を探していると薔薇の刺繍がしてあるワンピースをお店の人が見せてくれた。
だけど、残念ながらSサイズ。
これと同じので、Mサイズがないか尋ねると、持ってきてくれたのだが。
ち〜が〜う!
確かに生地の色と形は同じだけど、薔薇の刺繍の色が違う。
それで、まるきり違う印象になっている。
う〜ん。
お店の人にとっては「セイムセイム」なんだけど、私にとって「バット ディファレント」なんだあ。
噂どおりの「セイムセイム バット ディファレント」
「だいたい同じだったら気にしない」タイ人を経験したよ。
でもって、買ったのがこのワンピース。

刺繍がかわいい。
チェンマイで買い物といえば、サタデーマーケットとサンデーマーケットでなるべく安く買うのが嬉しいのだが、このワンピースは日本並みに高かった。
でも、お気に入りだから良いんだ〜。

                         

チェンマイへいる間、家にいる彼が恋しくて帰りたくてたまらなかったけど、旅を思い出しながら旅日記を書いていると、チェンマイでお世話になった人たちの顔を思い出し、またチェンマイへ行きたくなる。
ワロロット市場の近くで「イクスキューズミー」と日本人観光客から声をかけられ、道を教え、さんざん話した後「日本語、上手ですね」といわれた私。
すっかりタイ人に間違えられてる。
それだけ、チェンマイでリラックスして馴染んで生活していたと思う。

今回のチェンマイの旅でタイ古式マッサージが今までよりずっと好きになった。
それが、今回の旅で一番嬉しかったことだ。
タイ古式マッサージを施術するのも、受けるのも好き。
ITMも楽しかったし、そこで出会った先生とか仲間たちも好きだし、チェンマイも好きだから、それでよけいに好きになったと思う。
タイ古式マッサージを好きにさせてくれた、ITMとチェンマイで会ったみなさん、ありがとう。
               
              



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