今年はますますぬるい
  
 伊豆下田 湯治の旅




                                             2011.1.2-4     
去年の正月の旅は体調が悪く、山にも登らず「今年はぬるい 伊豆大島観光旅行」だったのですが、今年は右ひざの半月板故障のため、ホントはあまり歩いてはいけない状態。
だめじゃん。

ま、湯治ということで旅には行くぞ!
いいのかな?

温泉につかって、去年にもましてのんびり旅だよ。
行ったところは伊豆の下田あたりです。
ここんところ、お正月は伊豆七島に行っていたけど、今年はただの伊豆半島の下田だあ。


爪木のプレーリードッグ
冷たい冬だが、花は咲く。
下田からバスで15分ほどの爪木崎にはこの時期、野生の水仙がいっぱい咲いているということで、「水仙まつり」開催されておりました。
下田からのバスも水仙まつりの期間中(12月20日から1月31日まで)臨時バスが出ております。らっき〜。

爪木崎に着くと大型バスが来ていたり、駐車場に車がいっぱい停まっていて、観光客で賑わっていました。

さて、お散歩コースを歩いてみよう。ゆるりゆるりと。



看板に誘われてプレーリードックちゃんを見に行こうと、矢印にそって歩くと



だいぶがっかりなプレーリードックちゃん、見つけた。
やられた。
しかし、確かにプレーリードッグかも。



海が光ってる。
まあ、いい眺めだ。




ああ、去年のお正月をすごした伊豆大島が見える。



利島とかの伊豆七島も見える。

あ、そうか。水仙を見に来たので、



こんなかんじで。



水仙の白とアロエの花の赤がきれい。
水仙は甘い香りがするの。



秋刀魚が寝そべっています。
秋刀魚の丸干し1本100円。
露店で売っています。



ポンカン1袋200円を買って、ベンチで食べました。
水仙の花やら球根も売ってたよ。
地元の人がやっている、こういう露店はいいねえ。

きっと年中はやっていないと思うけど、ほったて小屋で食べ物やさんもやっていたから食事も出来るよ。



プレーリードックにはやられたけど、のんびりして良いところでした。

そうそう、近くに大きな温室が建っているの。



ブーゲンビリアが咲いていて、温かくて幸せだ。



菜の花も咲いています。
1月に菜の花?ま、いいや。

さて、今日の宿は爪木崎から歩いて15分くらいで着くはずの民宿。
だけど、ほら、右足をかばってゆっくりしか歩けないから、30分くらいかかって着いた。
途中、こんな直売所があってそこでも寄り道したし。



柚子や金柑のほかに、わかめなど海産物があるのが伊豆っぽくて良いです。
私はおやつに干し柿と干し芋を買いました。
ぜんぶ100円。
干し柿は小さいけれど6こ入ってました。
なかなか、お買い得でうれしい。

泊まったのは温泉民宿「ばいこう」。
ネットでクチコミが良かったから決めました。
はじめ、対応してくれたのがご主人だと思うけど、穏やかでフレンドリーでしたよ。

気に入ったところはお風呂が3個あって、貸切ができること。
露天風呂と内風呂が2つです。
どのお風呂もお湯の温度がちょうど良い。
熱くもぬるくもなくて、す〜っと肌になじむように入れました。

それから、お料理の量が良かったです。
豪華旅館はお料理がいっぱい並んで嬉しいけど、全部食べて苦しくなるのは嫌だから。
残さずおいしく全部食べられる量です。

1日目の夕飯
金目鯛がうまい。


2日目の夕飯
「野菜のあんかけがのった金目鯛はどうよ」って思ったけど、身がやわらかくて1日目の甘辛煮より美味しかった。
彼と静かなバトル。美味しいものは譲り合いなし。

足湯を求めて下田の街へ



寒いときには足湯が嬉しい。

下田の街には手湯や足湯があるのいうので、浸かりに行く。
捜し求めた「ハリスの足湯」

なかなかりっぱな荷物置き場がある。



ふむ。ぬるい。
以前、入ったときはもっと温かかったんだけどなあ。
寒いから冷めちゃったのかなあ。
それでも、せっかくだからと20分くらい入っていた。

「ぬるくていまいちだ」と文句を言っていたが、歩き始めたら「足が軽くなったね」と彼と喜び合う。

大横町通りというところに、手湯足湯があるというので歩く。
洋菓子店の横にあった!

キノコのような形をしたてっぺんからお湯があふれている。
しばし、そのお湯で遊ぶ。
ちょいとぬるい。


雰囲気はあるが、ぬるい。


足湯だ!
きゃ〜、柚子が浮かんでいる。ステキ!
しかしぬるくて、パス。


そして、この手湯は・・・
あったか〜\(^o^)/
ほっとしました。

寒いのであったかいと幸せなのですよ。
他の季節だったら、ぬるくても楽しめるかも。

温泉でなごんだところで、歴史のお勉強で了仙寺の宝物館でペリーとか唐人お吉のお勉強をする。
お吉の一生の物語とか、外国人からみたその当時の日本など、テーマとか説明文とかわかりやすい展示でした。
歴史をあまり知らなくても歴史にあまり興味がない私でも、飽きずに楽しめました。

それとは別に、まじめでちょっとエッチな「性と宗教」の展示がありました。
う〜む。下田で見れるとは思わなかったなあ。
チベット密教の神様。


女の子が好きそうなおしゃれな店とカフェがあるペリーロード。
どこがペリーロードで、なぜペリーロードでおしゃれな店とカフェなんだかわからん。

さ、気を取り直して。
お昼ごはんは金目鯛だ。

そして、本日最後の足湯を求めて、まどが浜海遊公園むかう。
足を引きずりながら歩くと果てしなく遠く感じるけど、普通に歩けば下田駅から徒歩15分だそうです。

坂本竜馬の背中を見ながら足湯に浸かる〜。


お湯が出てくるところは温かくて、ずっと入っていられました。

展望車両でご〜
さあ、最後の日も温泉三昧だよ!

下田近辺のお風呂で好きなのは金谷旅館の千人風呂。
下田の隣の駅の蓮台寺から徒歩5分ほどで着きます。
日帰り入浴1000円。


レトロな木のお風呂で、落ち着きます。
それから大きなお風呂が、深さとか温度が違う浴槽に分かれているので、好きなところを選んで入れるのが良いです。
でね、女湯のほうから鍵を持って、混浴の千人風呂の浴槽に入って行けるの。
風呂に沈んだまま。
鍵を持っていくのはね、扉が自動的に閉まって、鍵がないと戻れないから。
お湯に入ったままだから、男子には体を見られずに入れるわけ。
でもって、ダーリンに女風呂から入る入り口付近で待っていてもらいました。

そしたら、けっこう大慌てで「透明のお湯だからまるみえだよ〜」って言うの。
そうかやはり混浴は濁り湯じゃないと無理!
でも、金谷旅館のホームページにタオルを巻いて入って良いって書いてあった。
む〜。タオルを巻いて入ればよかった。

お風呂を出てからの待合室も趣があって、落ち着きます。


さあ、今度は海が見える露天風呂に行くぞ。
伊豆急に乗って、大川駅から10分くらい歩くと海っぺりに「磯の湯」という露天風呂があります。


ほったて小屋に露天風呂のみ。
500円。


海が見える露天風呂。
ステキではありますが、お湯に浸かると海が見えない。
立って見れば、伊豆大島がきれいに見える。
しかし、釣り人に私の裸体を見られてしまう。


「ああ、海を見たい」
「でも、見られちゃう」の微妙な温泉でありました。


大川駅前の足湯に、電車の時間まで入りました。
足湯ってたまたま降りた熱海駅にも伊豆急下田駅にもあったけど、まさか大川駅前にもあるなんて。
大川駅前にお店はないが足湯はあるかあ。
流行なのかなあ。


伊豆急行で乗った車両は展望車両があるリゾート21という車両。
展望車両に乗りたくて、駅のホームで心の中で「展望車両に二人並んで座れます。ありがとうございました」とお願いしたら、本当に席があいていました。
結構混んでいたけどね。らっき〜。

写真ではわかりにくいけど、前も両側も広い窓で外が良く見えます。
「わざわざ、待ってリゾート21にのって良かった〜」と景色を見ながら大興奮で喜んでいたら、彼は隣で寝ていた。
む〜<`ヘ´>

                        


静岡出身の私は小さい頃からおなじみの伊豆ですが、のん気な海と美味しい魚と温泉で、いつ来てもいい所だなと思います。
でも、旅って良いところだなあ〜という思い出より、ちょっとしたハプニングがあったほうが、思い出に残ったりします。
今回、のん気でハプニングが起きようになかったけど、力の抜けた静岡のローカルCMで大笑いしたり、下田の食堂で出くわした柄の悪い一家を背に金目鯛丼を食べて怖かったり、旅のしょっぱなへんてこなプレーリードックでやられちゃったり。
今思い出しても「ああ、負けたなあ」と笑えます。

こんなゆるい旅から今年は始まりました。
だから今年の目標は「来年のお正月ハードな旅が出来るほど、気力も体力も満ち溢れて健康になる」です。
さあ、来年のお正月はどこで過ごすでしょう?

今年も、ぼちぼち旅をします。
そしてぼちぼち旅日記を書きます。
よろしくね。

旅日記
















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