3月6〜10日の渡名喜島の旅
ホテルの朝食で「パイナップルはやはりおいしいよね」なんて、すませ「とまりん」へ向かう。
泊港から、渡名喜島へ行くために船に乗るのだ。
出発30分くらい前なのに、船に乗り込むともう席はほとんど埋まっていて、特にでべ〜っと横になれる雑魚寝フロア?には毛布に包まって、寝る気満々の人たちがいっぱい横になっていた。
私は外の船のデッキの席に座ったが、途中船の横のベンチに座って、ゆっくり通り過ぎる船やら慶良間諸島をみつめていた。
もしかしたら、この時期鯨もみられるかなあって思ったけど、鯨は現れなかった。
ずっとずうっと海を見つめていたけれど、もし見つかったら、船のアナウンスで教えてくれるらしい。な〜んだ。
でも、波間からトビウオがピチピチと集団で飛び出したのが、キラキラ光ってきれいだった。
集落散歩
渡名喜島の集落は赤瓦の屋根の家とふくぎ並木でできている。
風が強くてもふくぎの並木道にはいれば、ほっとする。
夜は集落のメイン通り?にフットライトが輝く。
観光客のため?
そんないっぱい観光客いるか?って思うけど、なかなかきれいで思わず島の端から端まで歩いた。
島探検
島には展望台がいくつかあり、そこに登ってはぼ〜っとしていた。
展望台から下りる時が、海やら集落が見えて気持ちよい。
西森園地展望台から降りる道。
のどかな島の風景が広がる。
畑が見えるけど、渡名喜島の名産はもちきびと島ニンジン。
農家のほとんどが農薬を使ってないそうで、虫食いだらけのほうれん草が元気に育っていた。
島の足は一人乗りのレンタカー(電気自動車)があるけれど、歩いてまわった。島の南側の散策道やら見所は2時間もあれば歩いてまわれた。
岩肌が荒々しい。
遊歩道があって、そこからの眺めはすばらしいのだが、ちょっと天気が悪くてこんな感じ
残念。
潮が引いたときは磯遊びをした。
蟹がいた。
民宿あがり浜
2泊泊った。
あがり浜に近いのが良い。
夜、ふら〜っと、あがり浜に月を見に行った。
月の光に照らされて銀色に光る波は幻想的だ。
朝日はこんなかんじ。
お約束の蟹。ビーチに行くと彼は蟹を捕まえるのだなあ。
民宿ふくぎ
最後の1泊は赤瓦の家をまるごと一棟貸切の民宿ふくぎに泊まった。
思わず、彼はホウキで庭を掃き始めた。なんでかねえ。
沖縄の家らしく、左の壁の戸びらを開くと仏壇(祭壇のような物)があった。
コンロはないけれど、冷蔵庫やら流し台があって広くて私は踊った♪
トイレとシャワーは離れにある。
メーターボックスについているのは柴差しという魔よけらしい。
決して便利ではないけれど、沖縄の生活を体験できる民宿だ。
庭越しに普通に民家があり、ご近所の人とも挨拶を交わしたり、おしゃべりしたり一日だけでも島に住んでいる気分になった。
ちょっと、嬉しい。
集落に民宿ふくぎの家が点在していて、食事は食堂ふくぎに食べに行く。
これは夕飯。ニンジン炒めがおいしい。
ごはんは特産のもちキビが入っていてモチモチしている。
この食堂はランチもやっている。
ポーク卵500円。この食堂も赤瓦の家で、沖縄の家を感じながら食事ができる。
あと、昼食は港のターミナル食堂でも食べた。
店にはお客さんがいっぱいいて、「一番早いのがそばだよ」と言われ、そばを食べた。
麺がもちもちっとしていて、のっているラフテーも味がしっかりついていて、おいしかった。
さて、とうとう帰る時、港で彼がおみやげにサメの歯のお守りを買っていた。そして、袋に何か書いて私にくれた。
「となきの思い出 うさぷん江」
買うときに一緒にいたのに。何も言わずに、買って渡してくれた。
ううっ。感動(涙)
そんな感動の中、帰りの那覇への航海は揺れた。
気持ち悪くなりながら、鯨や亀は見られなかったけど、赤瓦の宿はまた泊りたいなあと渡名喜島の旅を反芻していた。
渡名喜島には観光客がほとんどいなかった。3泊して会った観光客はお子様を2人連れたファミリーだけだった。
宿は仕事関係で泊る人でいっぱいだったようだ。
けっして、観光で人気の島でもなさそうだ。
お土産は港で船が着く前の15分くらいしか売っていないし、気の利いたカフェがあるわけでもなく。
静かなふくぎの並木道とビーチがあるばかりだった。
歴史民俗資料館の帰りによった図書館で、本を読んでいたら、子どもたちがわらわらと入ってきて、職員とパソコンでふる〜いゲームをなごやかにやっていた。
子どもたちと職員さんとの会話がほのぼのとして良かった。
渡名喜島は観光地というより、生活の場。
赤瓦の宿に泊って、そこで自分も生活するように島におじゃまする。
そんなスタンスで行くのなら、なかなか良い島だと思った。
村の花カワラナデシコ
沖縄最後の夜は「月光荘」に泊った。
ちょっと寒くて、月光荘のシャワーだけでは体は温まらないと思ったので、りっかりっかの湯という温泉へ入りに行った。
そこのサウナで塩を塗っていたら、知らないあばぁが突然私の背中に塩を塗ってくれた。
そのおばぁ、私の見る限りでは3人くらいの背中に次々と塩を塗っていた。
私が「おねえさんの背中も塩を塗ります」って行ったのに、「もう塗ったから」って出て行ってしまった。
沖縄は白い砂浜や透明な海より、そんなことが面白い。
そして、そんなことが一番の嬉しい思い出の旅だった。
旅日記