home ● プロフィール ● 旅日記 ● うさぎコレクション ● 私の絵 ● 雑記帳 ● ブログ・うさぎくらぶ

好きになっちゃったけんじさん♪

はじめて大沢温泉に行ったとき

「雨にもマケズ」の日本酒を飲んで
気になっていた宮沢賢治。


今回は宮沢賢治の世界に浸ろうと
宮沢賢治記念館を訪れました。

記念館へは花巻駅からバスで20分ほど。
バスを降りる時、無料券をもらいました。


宮沢賢治記念館350円がタダ。ラッキー♪

バス停を降りて屋根付きの階段を上りました。

長い階段です。

階段壁には「雨にもマケズ」の詩が書いてあり
それを読みながら登りました。
ふーふー。

長い階段にも負けず・・・

登りきったところが山猫軒で
その奥が宮沢賢治記念館です。


予定ではさらっと30分くらいで観終るのかな~って思っていたけど
たっぷり2時間はいました。

宮沢賢治の自筆の原稿をみて、ああ、こんな字を書くんだ。
とか
愛用していたチェロがあって、けっこう余裕がある暮らしだったのね。
とか
家出をしたことがあるんだって知って、ただの優等生ではなかったんだ
とか
農学校の先生をやって童話も書いて、37歳で死んじゃったけど
命を使い切った人だなあ
とか
展示の中に時々出てくる、童話のフレーズを読んでは
「なんて、自然描写が豊かなんだ」って感動(;´Д`)
とか
いろいろ感じることがあって面白かったです。

今まで宮沢賢治の作品は読んだことがあるけど
情景描写が多くて、まどろっこしくてストーリーが入ってきませんでした。

でも宮沢賢治記念館で宮沢賢治のことをいろいろ知って
家に帰ってから宮沢賢治の童話を読んだら、
味わいながら読めるようになりました。

けんじさん、今まで理解できなくてごめんよ(;´Д`)

宮沢記念館からの風景。

こんな世界に生きていたんだねえ。

アニメを観るコーナーもありました。
今回、観なかったけど
観たらもっと時間がかかっていただろうなあ。

宮沢賢治がお好きな方は、たっぷり時間をとって訪れることをお勧めします。

記念館の後は山猫軒へランチを食べに行きました。


レストランの前には塩やクリームなどが置いてあります。





クリームや塩を塗らなくても入れます(^^♪


入ったところには山猫が


いただいたのは雑炊。
楽しいしかけはあったけど
ふつうのレストランです。


登った階段を下りて、道を挟んだ向かえには宮沢賢治童話村がありました。
ここも、バスでもらった優待券で無料で入りました。

こちらは子供向けな感じで、私たちはさらっと見終わってしまいました。
親子連れが楽しんでいたかな。

ここでバスの時間になってしまいました。
今回、宮沢賢治イーハトーブ館が見れなかったので
また、来ようと思います。


彼が描いた宮沢賢治。


私が描いた、宮沢賢治。
とっても適当に描いたけど、中学生頃の賢治とちょっと似ていたよ。

迷路の大沢温泉
花巻駅に戻ってロッカーから荷物を取り出し
歩いてヨーカドーに買物に行きました。

大沢温泉で自炊をするので、食料の買い出しです。

駅前には朝食を食べるカフェはないし、食材を買える店もないんだなあ。

大沢温泉の売店や宿の前の商店に食料は売っているものの、
種類が少ないし、割高なのでヨーカドーで、2回分の夕飯の買い出しをしました。


大沢温泉へ行くバスが、ヨーカドー始発ででているのがありがたいです。

ヨーカドーからバスで30分。
大沢温泉に着きました。



大沢温泉には山水閣と休業中の菊水館と自炊部があるのですが、
私たちが泊まったのは自炊部。

料金は部屋料金に
かけ布団200円、敷布団200円、シーツ70円などの寝具。
そしてこたつ300円、ストーブ600円~などの暖房器具を加えていくシステムです。

部屋だけ予約していたので、もろもろ注文しなければって思っていたけど、
部屋に通された時にはすでに炬燵が用意されていて、ストーブに火がついて
ポカポカでした。



押し入れには布団が入っていて、特別に頼まなくても準備されていてほっ。

久しぶりの大沢温泉。

館内の様子はすっかり忘れていて
館内は迷路のようで、慣れるまで迷いました。



廊下はとっても寒いので、迷うと泣けてきます。

トイレはどこだあ(T_T)

温泉は混浴露天風呂の大沢の湯、女性用露天風呂かわべの湯、
レトロな内風呂薬師の湯、隣の山水閣豊沢の湯に入れるのだけど
場所がひとつにまとまっていないので、温泉へ行くだけで宿の中をウロウロします。


薬師の湯はシャンプー、ボディシャンプーがあるものの
シャワーはなし。
熱め、ぬるめの2種類の湯船があるのがうれしいです。

大沢の湯は川の流れを見ながら入るのが気持ち良いです。
混浴ですが、女性タイムがあってその時にゆっくりはいりました。

かわべの湯は脱衣所がめちゃくちゃ寒い。
でも、女性専用で川を見ながらおちついて浸かれます。

露天風呂にはシャンプー類はおいていなくて、お湯につかるのみ。

豊沢の湯はシャワー、石鹸類、暖房など設備が整った大きな内風呂でした。

少々不便があるものの、趣があるなあと味わえば
どの温泉も楽しめます。

宮沢賢治も大沢温泉に来ていたようですよ。


二人で炊事♪漬物に感動( ゚Д゚)
宿泊中、朝食と夕飯は自炊をしました。

といっても、朝食はインスタント味噌汁と納豆とりんご。
ごはんは炊き出しコーナーで毎回1合半、注文するという
無理をしない、ぐーだら自炊。

一日目の夕飯はヨーカドーで買った餃子を焼いて
あとは漬物と味噌汁。。

二日目の夕飯はキムチ鍋をしました。

野菜は家から持参して、りんごは大沢温泉の前の売店で買ったよ。
3個150円。りんご、うまし!!!

ヨーカドーで買った地元の漬物がおいしかったです。
小皿のこまかく刻んだやつ↓


共同炊事場は広くてきれいに管理されていました。


食器、なべなどそろっています。


コンロはコイン式。

10円で7から8分使用できるということなのですが、
場所によって10分以上使えると噂が流れたり
前の人が使った残りがあれば、タダで使えちゃったりしました。

電子レンジ、オーブントースターもありました。

家から持ってきたお餅をオーブントースターで焼いて
小豆缶と水をまぜて電子レンジで温めて、
おやつにお汁粉を作ったよ。



安くておいしい食堂「やはぎ」があるので、そこで3食食べてもよかったのですが、
家のキッチンは狭くて二人で調理することができないので、
ここの炊事場で二人で作業するのが楽しかったです。

食堂「やはぎ」で二日目の昼食をいただきました。

天丼800円。いっぱい天ぷらがのっていておいしいです。


特に感動的だったのは、ご自由にお取りくださいの漬物。

大根も菜っ葉もピリ辛でおいしかったです。
自家製と書いてあったけど、どうやってつくるんだろう。
レシピが欲しい!!!

天丼についていたキャベツの漬物も、キャベツの味が生かされていて
おいしかったあ。


それから、とっても楽しみにしていたのがヨーグルト売り。
朝食が終わったころ、

廊下を
「食後にヨーグルトはいかがですかあ~」
となんとも呑気な口調で売りに来るのです。

まあ、宿の売店でいつでも買えるし
どこでも売っているヨーグルトなんだけど。

旅館内の移動販売。
なんとも、情緒があります。

こたつでいただくヨーグルトはおいしいよ。