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お経にしびれた長谷寺

天河弁財天からバスで下市口駅にもどり
電車に乗り換えて長谷寺駅の近くのゲストハウスを目指します。

長谷寺駅周辺にはコンビニがないと教えてもらっていたので
乗り換え駅の大和八木駅の構内で
朝食のパンや夕飯のビアを買いました。
構内にパン屋さんとコンビニがあるの。便利です。

長谷寺駅に着いたのは午後6時過ぎ。
日が暮れていて真っ暗です。
街も灯り少なくて真っ暗。

ゲストハウスいったんに着いて
近くの温泉に入りに行って
夕飯を食べて
ゲストハウスのご主人とおしゃべりをして
早めに寝ました。

夜行バスは眠れなかったし
明日の朝は長谷寺の朝のお勤めに出るために早起きだから。

次の日に起きたのは5時過ぎ。
朝食を食べて、6時15分ころゲストハウスを出ました。
誰も歩いていない初めての道なので、こんな看板が嬉しいです。


宿から15分くらいで長谷寺に着きました。


灯籠が灯っていてきれいです。


登廊を歩きます。

結構長くて5分くらいかかってやっと本堂に着きました。

本堂の前の広場には箒の後がついていました。

まだ、6時40分ころです。


お勤めは7時から何だけど、その前に参拝に関しての注意事項などがありました。

とっても優しそうなお兄さん(お坊さん)が話してくれます。
お経は間違えても良いので、一緒に唱えてくださいとか
途中で舞台に出ていろんな方向に向かってお経を読みますとか
最後に「おはようございます」とあいさつをするので、その後、あいさつしてくださいとか

参拝者は団体さんも含めて30人くらいいたでしょうか。

時間になるとゾロゾロとお坊さんが入ってきて
お経が始まります。
力強い声がお堂に響きます。
お坊さんのお経に必死についていくように
経本を目で追いながら、私も唱えます。

目の前の文字を
お坊さんたちの声に合わせて大きな声でただ、読んでいく。
それが、私はとっても楽しかったです。

途中、本堂の舞台にぞろぞろとお坊さんたちが並びました。


私たちも山のほうに向かいます。
あちらの山、こちらの山、五重塔などへ向かってそれぞれお経を読みます。


朝、山に挨拶をするように祈りをささげるのは、とても素敵だと。
山が好きな私は感動しました。





朝のお勤めが終わって、その後観音様の特別拝観をさせてもらいました。
写真が撮れないのでポスターでどんな感じか見てね。

見上げるような大きな観音様の足に触れます。
いつも仏像は遠くから見るだけで、触れることがなかったので
2度も触れてお祈りしました。
去りがたかったです。

あ、見上げるの、忘れた。

「おおっ」て思ったのが、観音様の後ろを観られたこと。

表は金ぴかなんだけど、裏は木目が見えているのです。
ああ、本当に観音様って樹で出来ているんだってわかりました。

観音様特別拝観記念にもらった結縁の五色線。
身につけていれば、観音様とご縁が結ばれたしるしになるそうです。
ちょっと、嬉しいです。


朝の勤行と特別拝観が終わり、
入山時間前の長谷寺の境内をお参りします。

紅葉を愛でながら歩きました。

五重塔





奥ノ院の陀羅尼堂


高いところに本堂が見えました。


CM風に撮ってみました。


長谷寺を出たのが9時前。
11月の入山は午前9時からなので、静かな境内を味わえてよかったです。

天照大御神降臨の地
長谷寺を参拝した後は、周りの神社をめぐりました。


素戔嗚神社。
イチョウの樹が見事です。




次に参拝した神社は與喜天満神社。
祭神は菅原道真ですが、天照大御神が天上から初めて降臨した聖地と聞いていたので
それが楽しみで参拝しました。

橋を渡ると社務所があって


その前に夫婦岩がありました。
二つの石をなでてご縁や夫婦円満を願うそうです。

しっかりなでてきました。

石の階段を上っていきます。




境内の中にあった石。
天照大御神を祀っている鵝形石(ガギョウイシ)


その看板には

「古代 この地は天照大御神が
天上から初めてこの世に降臨された聖地と伝えられています」

と記されています。

天照大御神がどんなふうに天上から降りてきたのかなあ。
自然に守られたひっそりと静かなところでした。

朝からよく歩いたのでお腹がすいて
草餅をいただきました。
お皿もお餅も温かくて、おいしかったな。

長谷寺の参道には草餅屋さんがいっぱいあります。


お腹がすいたタイミングでいただいたけど、
どこのお店の草餅がおいしいんだろう。

山の神様大山祇命が祀られているという
長谷山口坐神社。



橋の下に流れる初瀬川がきれい。
長谷寺のあるまちは初瀬(はせ)

神々しい山に囲まれ
きれいな川が流れるところに寄り添うように家が並んでいて。

そんなまちが私の苗字「長谷」のルーツなんだなあと思うと、嬉しくなりました。
「長谷」と自分の苗字を名乗るごとに、この風景を思い出そう。


ゲストハウスいったんに戻ったのが午前10時過ぎ。
さて、今から室生寺へ向かいます。