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11月26日(木)
神在祭の出雲大社
あらためて神聖な面持ちで鳥居をくぐるる。

鳥居をくぐってすぐに小さなお社があり、そこで参拝の行列ができていた。

祓社というところで、ここを参拝することで心身の汚れを祓い清めるのだそうだ。
ずらりと人が並んで20分くらい待った。
と、ここで初めていつもの二礼二拍手一礼の参拝ではなく、出雲大社の作法、二礼四拍手一礼をして緊張。慣れない上に、待っている人がじ~っと見ていたのだ。ふ~。
神在祭の縁結大祭が10時からあるので混んでいるのだろう。
手水舎のところも並んでいた。
鳥居をくぐると境内にテントが張られていた。

八百万の神様をお迎えしたという龍蛇神が祀られていて、お神酒と米をいただいた。
おお、神在祭って感じで嬉しくなる。
縁結大祭が始まるのか、御本殿に神主様が入っていく。


私は縁結大祭には参列しないのでその間、境内にある御社を参拝した。
御本殿の後ろにある素鵞社(そがのやしろ)。
スサノオ様が祀られている。


出雲大社から少し離れたところにある命主社のムクノキ。
木肌に年月を感じる。パワースポットだそうです。


1時間ほどで縁結大祭が終わり、11時半前くらいに全国の神様が泊まるという十九社の祭事が始まった。
太鼓と笛と祝詞をきくだけで、ありがたい。

出雲に着いてからずっと外にいて冷えたし、雨もパラついてきたのでお店の前の呼び込みに誘われるままに、蕎麦屋に入った。

これで一人前。
上にのっている薬味がいろいろでなんか、楽しい。
そばつゆがついてきて、それをかけていただく。どのくらいかけたらよいか加減がわからず、1,2杯目と節約してかけたら、3杯目にだいぶ残っていて。
な~んだって思った。

●ちょっと休憩、島根県立古代出雲歴史館
食べた後は出雲大社の近くにある島根県立古代出雲歴史館を見学した。
12時くらいから入って2時半くらいまでいたけれど、見ごたえがありまだまだ時間は足りないくらいだ。
といっても青銅器やら太刀を見ても猫に小判状態で素通り。
私が見ていたのは神話の映像コーナーで。
夜行バスに疲れた体を休ませるのにぴったりのところだった。

●おしゃべりしながらガイドツアー
午後3時から出雲大社を案内してくれるというガイドツアーがあるというので神門通りおもてなしステーションへ行く。
90分で500円。なんと、私一人だった。
ガイドのお姉さんと1対1。
雨があがっていたのに、ガイドツアーが始まると小雨が降ったり風が強かったりして
そんな中、二人で境内を歩いた。
ガイドブックやら社の前の看板に説明は書いてあるけれ
「読むのは面倒だ」の私にガイドツアーはぴったり。
「へえ、すごいですねえ」と感動を伝えられるのもガイドのお姉さんがいてくれるからで。
おしゃべりしながらお参りできるのもいいものだ。
午前中に見に行った命主社のムクノキも
「パワースポットですよ」と彼女に教えてもらって、急にありがたく思えた。
あと、大国主命妻が複数いて子どもは180人だったとか、
兄弟に殺されたけど生き返った話とか
そんなことも教えてもらいながら、神様をお参りするとよけいに利益があるように思えた。

4時半まえにはガイドツアーは終わり、是非食べたかったぜんざいロールを食べに行く。
落ち着いたカフェのポンム・ベエルでまったり。

ぜんざいロールはロール生地がもっちりしていて、なかなかおいしかった。

駅で荷物を出して、バスに乗って宿のある出雲市駅に向かう。
ぎりぎり座れたけれど、結構混んでいた。
隣に座った人があれこれ話しかけてきて、夜行バスやら天気の話やらしていたらあっという間に駅に着いた。
縁結びの出雲の神様、さっそくご縁をありがとう。

●みんなでごはん鯛ごはん
本日の宿は「いとあん」というゲストハウス。

落ち着いた小さな和室に3人で寝る。
7時半から500円で夕飯を食べられるというので、その前に駅の近くのらんぷの湯に入りに行く。

温泉は茶色。ちょっと熱めでよく温まった。
浴室はランプのあかりで暗くて落ち着いている。
夜、小雨が降って風も強くなり寒かったので、本当にほっとした。

7時半くらいに宿に帰り、みんなで夕飯。8人くらいいただろうか。
大きな土鍋が出てきて、ふたを開けたら鯛がど~ん。
みんな、写真を撮る。

そして、若者がみをほぐす。

鯛の身は予想に反してふっくらとしておいしかった。

旅の情報交換やら
お参りに来た想いとか話をしているうちに夜は更けていく。
旅人の宿に来る人はこんな場を楽しく過ごそうっていう気持ちでいてくれて
みんな優しくてフレンドリーでうれしい。
話をしているうちに共通の知り合いがいてびっくり。
ああ、こういう縁も大国主様が結んでくれたのかなあと思った。

バイオリンを持ってきている若者がバイオリンを弾いて
スペインのバルセロナから来た建築家さん(なんか、できすぎ)の絵を見せてもらって。
いろんな人が集まる旅の宿っていいよなあとしみじみと幸せだった。
部屋に帰ったら、同室の二人組の旅人が帰ってきた。
飲みに行っていたようだ。
明日、須佐神社へ行くというと、車を借りているから一緒に行こうと誘われる。
嬉しかったが、調べておいたレンタル自転車にも乗ってみたかったので、明日はバス&自転車で行こう。
それにしても夕方雷がなっていた空はだいぶ荒れているようで、風の音がすごかった。
「大丈夫か、明日」と思いながら、寝た。

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