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ぬる湯でとろける谷地温泉


谷地温泉
で泊まった部屋は訳ありのお安い部屋。


狭くて窓の外は建物で、眺めが悪い。
訳ありといっても、幽霊部屋ではありません。
1泊二食付き11,664円でした。

古くて簡素な館内です。


お楽しみはぬる湯。

38度でずっと入っていられる温度です。
30分から1時間ほど入ってから
42度の湯船で5分~10分入って温まって出るのが良いそうです。

男湯と女湯があり、午後5時半から午後8時半まで交代するので
男湯に入れます。

男湯は打たせ湯があります。

打たせ湯の扉を開けるとそこは岩場の風景( ゚Д゚)
階段を降りて、足元に気を配りながら打たせ湯にたどり着きます。
打たせ湯そのものより、そのワイルドなつくりに感動しました。

午後7時半くらいに入ったのですが、外が暗いうえに
照明も暗く、落ち着きます。

38度のお湯に入っていると
トロトロと気持ちよくて寝てしまいました。

時々、足元からぷくぷくと泡が出ています。
足元から湧いている温泉だそうです。
なんか、効きそう。

昨日入った酸ヶ湯温泉は
疲れがふっとぶパワフルな感じだったけど
谷地温泉はじわじわ心と体にと効くかんじでした。
癒される~。

食事は食堂でいただきます。

すごくたくさんでました。
初めに並んでいたのが、これ。


次にイワナ登場。


この後、肉のソテーとてんぷらとお汁とデザートのクリームブリュレがでて
お腹いっぱいでした。
どれもおいしかったよ。

朝食はこんなかんじ。



朝食後、温泉の付近を散歩しました。

ドアを開けようとしたら
この表示( ゚Д゚)
蛇!!!


幸い蛇には会いませんでした。

谷地神社は温泉と子宝の神社。神様に守られた神社なんだねえ。


薬師池。天然のイワナがいるそうです。


南八甲田展望台もあったんだけど
朝は霧が濃くて、何も見えませんでした。残念。


霧が立ち込めて、肌寒いくらいです。
宿を出るときには、ぱらぱらと雨が降ってきました。

そして、バス停に着いたらすぐに土砂降りになりました。
セーフ(*´▽`*)

さて、今日は蔦温泉と蔦沼めぐりに行きます。
こんなどしゃぶり。
大丈夫か(゜o゜)

上品な蔦温泉と静かな沼めぐり
バスに乗り15分ほどで蔦温泉についてしまいました。
まだ、土砂降りです。

とりあえず、ビジターセンター(無人)で休憩をしました。


う~ん、これからどうしよう。
と、外を見ながら雨の様子をうかがっていると、少しだけ小降りになりました。


とはいっても、まだまだ雨は降り続いています。
合羽を着て傘をさして、歩いていくファミリーを見つけました。

おお、そうか。
装備をしっかりすれば、歩けないことないな。

涼しいので、合羽を着ても暑くないし。
と、私も合羽を着て傘をさして歩き始めました。

10分ほどで蔦沼に着きました。

先に歩いていたファミリーがいます。

お母さんが、
「静かで素敵ですね」
と、声をかけてくれました。

ほんと、そう思います。
このファミリーにつられて、来てよかったです。

木道から木の香りがします。



木道で歩きやすいのもここまで。
あとは、普通の山道になりました。

いつの間にか雨がやんでいました。
らっき~(*´▽`*)
歩き始めてよかった。

1時間半くらいのコースに
蔦沼、鏡沼、月沼、長沼、菅沼、瓢箪沼と6個の沼があります。

鏡沼 木々が水面に写っています。


月沼に水鳥が浮かんでいました。


長沼


キノコ発見


菅沼


瓢箪沼


どこも同じような風景だけど
沼に着くたびに立ち止まって、休憩になるし

鳥を見つけたり、ベンチに座ってぼやっとしたり
いろいろ楽しめる散歩道です。

私は早く温泉にはいりたくて
少々急ぎ気味に1時間10分ほどでまわってしまったけど
今度来るときは、鳥を探しながらゆっくり歩きたいです。

11:00すぎ、沼めぐりを一周して
今回の旅最後の温泉、蔦温泉にはいります。



看板、渋いな~。歴史を感じます。

私が沼めぐりを急いだのは男女入れ替え制になっている「久安の湯」の
女性タイムが12時までだったからです。

間に合った~と、
久安の湯に入ります。

ここも足元から時々泡が出ます。
足元から湧き出している温泉なのです。
温度は熱めながら、天井が高くて開放感があるので
すぐにのぼせることはなく。
のんびり入れました。

久安の湯を味わってから、
一度服を着て、石鹸やシャワーのある男女別の泉響の湯に入りに行きました。

温泉は木のお風呂で赴きああるのに
脱衣所や洗面所は広くて設備は新しく快適です。

特に登山ザックが入る大きなロッカーがあったのには感動しました。
蔦温泉も松森山の登山口でもあり、登山客が寄るのでしょう。

お風呂で汗を流してから休憩所の「楓の間」で休みました。

庭をながめながら、麦茶をいただきます。


温泉の休憩所といえば、
畳の広間に長机がならんでいて、座布団を枕に寝そべる風景を思い浮かべるんだけど
蔦温泉はこれ↓


レトロで、おしゃれなんだねえ。

今回お世話になった酸ヶ湯温泉、谷内温泉、蔦温泉は
ひとくくりで行ってしまえば、「レトロで趣がある木の温泉」ですが
それぞれ雰囲気が違っていて、
酸ヶ湯は売店や食堂が充実していて、人でにぎわうフレンドリーな雰囲気
谷地温泉は落ち着いていて静かに湯治をする雰囲気
蔦温泉は古いながら快適で上品な雰囲気だと思いました。

う~ん、実際味わってみないとわからないものです。

入浴後はレストランでカレーとリンゴジュースをいただきました。


レストランもおしゃれで落ち着きます。

バスの時間まで庭のテーブルで、一休み。


涼しくて気持ちよかったです。

蔦温泉からバスに乗って、青森駅方面に向かいます。

ああ、もうすぐ旅も終わります。