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景色変わらぬ暗闇の道

さて、もうすぐ暗くなるし、焦っているので地図を見ずに走り始めます。
あっちのほうかもって。

山のような田んぼのような風景が続きます。
走っても走っても同じ風景だよ~。

あっているのかなあ。この道。
どんどん、暗くなります。心細いです。
ドキドキします。え~ん。

そんな時に、道に人がいました!!!(田舎道で、あまり人に会わなかった)
「あの~郷ノ浦にきたいんですけど、どっちですか?」ってきいたら

「この道をこのまま、まっすぐいけばいいよ~」って教えてくれました。

(;´Д`)良かったあ。

走っているうちに、昼間見た見慣れた風景がでてきました。
だんだん、店がでてきて街の景色になっていきます。

地図を広げて、西岡屋旅館を探します。
さっき、平山旅館に戻るときに
「宿はどこなの?荷物を置かせてもらったほうが、自転車が楽にこげるから」って女将さんが旅館まで送ってくれたから、すぐに見つかりました。
そして、大きな荷物がなかったせいか、一日目よりすっごく楽にこげました。
女将さん、ありがとうございます。

着いて、着いて、
ほっとしました~~~(T_T)

西岡屋旅館に1時間弱で着いて、部屋に入って携帯を見たら、やえちゃんから着信に気づきました。

そういえば、あわてていてみんなに挨拶もせず、別れてしまいました。
ご、ごめんなさい。

着いてすぐに、ライトアップされているという塞神社に行きました。
ガイドブックに「夕刻のライトアップがすばらしい」と書いてあったのです。
それで、この神社の近くに二日目の宿をとったわけです。

じゃ~ん。

夫婦和合のご利益があるのです。
天岩戸の前で踊ったという天守受売命が祀られています。
ダンスが上手くなります様にと、祈りました。

宿に戻って、さてどうするか。
郷ノ浦に宿をとった目的は、近くに温泉があって、そこにも行きたかったんだなあ。
でも、もう、暗闇で不安になりながら自転車をこぐのはごめんだ~。
と、泣く私と。

やっぱり、行きたい、いってみた~い。
と、騒ぎ出す旅モードの私がいるのです。

無鉄砲な旅モードな私が、勝ちました(゜o゜)

温泉の準備をして、また自転車をこぎます。
温泉方向になんとなく自転車をこいだものの、暗い、目印がない、いつまで行っても民家が続くのみ。

どうしたらいいんじゃ~と困っていたら、女学生がたっていました。
近くに学校があったのです。
「あの~、温泉ってここの近くですか?」って訊いたら教えてくれました。

困っているとき、人があらわれるのですよ。
この旅。旅の神様、ありがとう。


宿から15分くらい走ったところに温泉、ありました~。

動揺していて、ピンボケです。

いき湯川温泉です。
入浴料500円。リンスインシャンプーとボディシャンプーがありました。
湯船は内湯のみ。
赤茶色の温泉です。

島の人が一人、入っていました。
「温泉のあっちのほうに、石が敷いてあるから歩くといいよ
こっちから、お湯が出ているよ」
など、教えてくれました。

今日、見たかったけど見れなかった猿岩が温泉のステンドグラスに描いてありました。
温泉に入っていた島の人が「猿岩は本当に、さるそっくりに見えるよ」って教えてくれました。
今度、行ってみよう。

目印もなく、やっとたどり着けた温泉。
さて、どうやって帰ろう、果たして帰れるのだろうかと思うと、心配になってきます。
そんな話をしたら
「大丈夫、島から出ることはないから」と励ましてくれました。

そ、そうなんですけどねえ(>_<)

帰り、ちょっと間違えたけど、なんとか帰れました。
宿の近くでビールを飲みました。
ほっとしました。

旅の二日目、長い一日でした。